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お酒の飲み過ぎで病院に運ばれたりするような、無茶な飲み方をするのは10代の若者というイメージがある。
しかし若い人たちだけでなく、親世代や祖父母世代の飲酒も要注意だったのだ。
ニュージーランドの最新研究によると、50代以上の成人の4割が危険な飲酒習慣を持っているのだそうだ。しかも、この年代の男性のみに限って言えば、その割合は5割近くにもなるという。
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中高年にとってのアルコールリスク
年をとるほどに、安全なお酒の量は少なくなる。
それは老化によってアルコールの処理能力が落ちるために、若い頃よりも早く酔いがまわるようになるからだ。
また年をとれば何らかの病気を抱えていたり、薬を飲んだりしていることも多くなるが、アルコールがそれに悪影響を与えることもある。
このような飲酒リスクが高まるという事実があるにもかかわらず、わざわざ中高年者を相手に危険な飲酒のリスクを診断する検査を行い、治療を行ったりすることはあまりない。
仮に行われたとしても、その検査では病気や薬のリスクが併せて考えられることはほとんどない。
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中高年の危険な飲酒習慣を調査
そこでニュージーランド、マッセー大学の研究者グループは、危険な飲酒習慣を持つ中高年がどのくらいるのか? 最もリスクにさらされているグループは? そうした人たちがよくいる場所は?などの研究を行った。
研究では、50歳以上のニュージーランド人4000名を対象に行われた、危険な飲酒習慣のある人を診断する2種の診断テストのデータを分析した。
1つはAUDIT-Cと呼ばれる一般的なテスト。もう1つは、CARETという中高年向けに若干修正された診断テストである。
これらの診断テストでは、普段の飲酒の頻度や量を基に、その人に危険な飲酒習慣があるかどうかを判定する。
仮にすぐにでも健康被害が出るようなリスクがある、あるいは長期的にはあると診断されれば、その人は危険な飲酒習慣があるとみなされる。
また、CARETの場合は、基本は同じだが、その人の健康状態や服用している薬に応じて調整された診断基準で判定される。
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83%の中高年に飲酒習慣あり。危険な飲酒は35%
その結果判明したのは、第一に、中高年で現在も飲酒習慣があるのは83%、今ではもう止めているのは13%、もともと飲酒習慣がないのは4%であることが分かった。
第二に、CARETでは35%に危険な飲酒習慣があると診断された一方、AUDIT-Cでは40%だった。ちなみに、CARETではAUDIT-Cよりも少ないお酒の量で危険と診断されるため、後者で危険な飲酒習慣はないと診断された人のうち1割が、前者ではありに区分された。
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リスクのある人たちの飲み方の特徴
診断テストの片方、あるいは両方で危険な飲酒習慣があるとされた中高年の主な特徴は次の通りだ。
・両診断テストで危険な飲酒習慣があるとされた人:健康な男性で、非常に頻繁にお酒を飲み、かつ大量に飲む人。毎月のように大酒を飲む。
・AUDIT-Cのみでありと判定:飲む量は少ないが非常に頻繁にお酒を飲む健康な男女。ときどき大酒を飲む。
・CARETのみでありと判定:健康状態が悪い男女で、頻繁に少量のお酒を飲む。大酒を飲むことはほとんどない。
こうした結果から、医療関係者は健康な人であっても、中高年であれば診断テストを行うことが望ましいことが分かる。
それが男性ならなおさらだ。また非常に頻繁(週に5日以上)な飲酒や大酒を飲む習慣が危険のサインであることも窺える。
さらに健康状態が悪い中高年の場合は、飲酒量が少なくとも診断テストを実施するべきであると言える。
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危険な飲酒習慣を持つ高齢者は病院のお得意様
危険な飲酒習慣を持つ高齢者は、病院のお得意様だ。
今回の研究からは、そうした人たちの多くが、年に3回以上、医者にかかっていることが明らかになった。さらに最もリスクが高い健康状態が悪い高齢者の場合は、およそ6割が月に1度は病院を訪れている。
飲酒習慣の治療を受けるのは比較的若い人たちが多いが、病院関係者は、相手が高齢者であってもそうした治療を検討してみるといいのかもしれない。
今回の研究はニュージーランドを対象としたものだが、日本だとどのような結果になるのだろう?
References:hpa / theconversation
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