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RUBEN RAMOS/iStock
カナダ本州とグリーンランドの間に位置する「バフィン島」――北極圏に浮かぶカナダ最大のこの島は、日本の1.34倍にあたる約50万km2の広大な大地が広がる、世界でも5番目に大きい島だ。
この島で、数百万年前に分裂した古代の大陸地殻の断片が発見されたそうだ。
バフィン島の一部は古代大陸の断片
バフィン島南部のホール半島で実施されたダイヤモンド探査によって採取された火成岩の分析からは、まったく予想外の結果が得られた。
バフィン島にあるホール半島は失われた古代大陸の断片であるらしいのだ。
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Wildnerdpix/iStock
その火成岩「キンバーライト」については、ときおりダイヤモンドの原石が産出されることが特に有名だろう。キンバーライトという名称も、ダイヤモンドの産地である南アフリカのキンバリーが由来となったものだ。
しかしそれ以外にも、地下から地表へ押し上げられてくる途中で異物を拾ってくることで知られている。
こうした異物を「捕獲岩」というが、地質学者にとっては嬉しいことに、これを調べることで地球奥深くの様子を詳細に探ることができる。
今回の捕獲岩は、非常に長い旅路を終えたものたちだ。ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)の研究グループによると、分析されたキンバーライトは150キロの地下で形成され、地質学的力と化学的力の両方によって地上にまで押し上げられてきたという。
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RobertKacpura/iStock
地球最初期の地殻を今に伝える北大西洋大陸塊
地質学的組成という観点から見ると、バフィン島の地下にそれが出現したということは、今からおよそ1億5000万年前に「北大西洋大陸塊」が分裂して始まった壮大な拡散現象の終わりを意味するものであるそうだ。
北大西洋大陸塊とは、40億~25億年前の「太古代」にまでさかのぼれる「リソスフェア(地殻とマントル最上部の硬い岩盤の総称。「岩石圏」とも)」の岩石のことで、地球最初期の大陸地殻の様子をもっともよく窺い知ることができるものだ。
数百万年前、分裂してバラバラになった北大西洋大陸塊は現在、スコットランド、ラブラドール、グリーンランドで露出している。だがこのほど、意外にもそれがバフィン島ホール半島でも露出していることが判明したのだ。
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JHeinerth/iStock
西グリーンランドで露出する北大西洋大陸塊に瓜二つ
研究グループは、「シドリャク・キンバーライト岩石区(Chidliak Kimberlite Province)」から採取された捕獲岩サンプル120点を分析。
その結果、シドリャク・マントルは、バルク組成と鉱物化学の2点において、西グリーンランドの北大西洋大陸塊に瓜二つである一方、隣接する他の大陸塊(ケベック北部、オンタリオ北部、ヌナブト)とはいくつも対照的な違いがあることが分かったという。
研究論文は、「シドリャク・マントルは、近接する大陸塊マントルの1区画、すなわち北大西洋大陸塊とのみの共通点を示している」と結論付けている。
研究グループによれば、この類似は、まだホール半島と北大西洋大陸塊がバラバラになる前の構造的な一致を示すものであるそうだ。
この発見によって、これまでに明らかになった北大西洋大陸塊の範囲は10パーセント強となった。最新のマントルモデリング法を用いることで、この地球最初期の岩石層の形状をこれまで以上に描けるようになるとのことだ。
今、私たちの地球の理解は、その体積のわずか1パーセント分でしかない最上部の薄い層だけでなく、より深い部分についても進みつつあるそうだ。
この研究は『Journal of Petrology』に掲載された。
References:phys / sciencealert/
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RUBEN RAMOS/iStock
カナダ本州とグリーンランドの間に位置する「バフィン島」――北極圏に浮かぶカナダ最大のこの島は、日本の1.34倍にあたる約50万km2の広大な大地が広がる、世界でも5番目に大きい島だ。
この島で、数百万年前に分裂した古代の大陸地殻の断片が発見されたそうだ。
バフィン島の一部は古代大陸の断片
バフィン島南部のホール半島で実施されたダイヤモンド探査によって採取された火成岩の分析からは、まったく予想外の結果が得られた。
バフィン島にあるホール半島は失われた古代大陸の断片であるらしいのだ。
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その火成岩「キンバーライト」については、ときおりダイヤモンドの原石が産出されることが特に有名だろう。キンバーライトという名称も、ダイヤモンドの産地である南アフリカのキンバリーが由来となったものだ。
しかしそれ以外にも、地下から地表へ押し上げられてくる途中で異物を拾ってくることで知られている。
こうした異物を「捕獲岩」というが、地質学者にとっては嬉しいことに、これを調べることで地球奥深くの様子を詳細に探ることができる。
今回の捕獲岩は、非常に長い旅路を終えたものたちだ。ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)の研究グループによると、分析されたキンバーライトは150キロの地下で形成され、地質学的力と化学的力の両方によって地上にまで押し上げられてきたという。
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RobertKacpura/iStock
地球最初期の地殻を今に伝える北大西洋大陸塊
地質学的組成という観点から見ると、バフィン島の地下にそれが出現したということは、今からおよそ1億5000万年前に「北大西洋大陸塊」が分裂して始まった壮大な拡散現象の終わりを意味するものであるそうだ。
北大西洋大陸塊とは、40億~25億年前の「太古代」にまでさかのぼれる「リソスフェア(地殻とマントル最上部の硬い岩盤の総称。「岩石圏」とも)」の岩石のことで、地球最初期の大陸地殻の様子をもっともよく窺い知ることができるものだ。
数百万年前、分裂してバラバラになった北大西洋大陸塊は現在、スコットランド、ラブラドール、グリーンランドで露出している。だがこのほど、意外にもそれがバフィン島ホール半島でも露出していることが判明したのだ。
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JHeinerth/iStock
西グリーンランドで露出する北大西洋大陸塊に瓜二つ
研究グループは、「シドリャク・キンバーライト岩石区(Chidliak Kimberlite Province)」から採取された捕獲岩サンプル120点を分析。
その結果、シドリャク・マントルは、バルク組成と鉱物化学の2点において、西グリーンランドの北大西洋大陸塊に瓜二つである一方、隣接する他の大陸塊(ケベック北部、オンタリオ北部、ヌナブト)とはいくつも対照的な違いがあることが分かったという。
研究論文は、「シドリャク・マントルは、近接する大陸塊マントルの1区画、すなわち北大西洋大陸塊とのみの共通点を示している」と結論付けている。
研究グループによれば、この類似は、まだホール半島と北大西洋大陸塊がバラバラになる前の構造的な一致を示すものであるそうだ。
この発見によって、これまでに明らかになった北大西洋大陸塊の範囲は10パーセント強となった。最新のマントルモデリング法を用いることで、この地球最初期の岩石層の形状をこれまで以上に描けるようになるとのことだ。
今、私たちの地球の理解は、その体積のわずか1パーセント分でしかない最上部の薄い層だけでなく、より深い部分についても進みつつあるそうだ。
この研究は『Journal of Petrology』に掲載された。
References:phys / sciencealert/
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