ラクマも宜しくお願い致しますm(__)m
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image credit:Embassy of the free mind
以前、カラパイアでは、オカルトに特化した図書館として知られる「リトマン・ライブラリー」について紹介したことがあった。
この図書館では『ダ・ヴィンチ・コード』の著者、ダン・ブラウン氏の寄付を受けて「ヘルメス的開放(Hermetically Open)」と名付けたプロジェクトを企画し、コレクションのデジタル化を進めている。
2018年2月初旬時点では44ページのガイドを無料のeブックとして提供しているのみだったがいよいよ充実度が増してきたようなので、オカルトと聞くだけでムネドキしがちな層はここらで今一度チェックしておきたいんだ。
リットマン図書館のオカルト本コレクションがデジタル化
オランダ・アムステルダムにあるヘルメス主義哲学文庫(Bibliotheca Philosophica Hermetica)、またの名をリットマン図書館は、オカルト関係のありとあらゆる書物や写本を集めた世界最大の私立図書館だ。
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image credit:Instagram
秘術(ヘルメス文書)、錬金術、ばら十字団員、神智学、神秘主義、霊知(グノーシズム)、西洋の秘教、スーフィズム(イスラムの神秘主義)、カバラ教、人智学、カタリ教、フリーメイソン、マニ教、ユダヤ教、聖杯、密教、比較宗教学などに関する1800年代以前の書物や写本4500冊を含む2万5000冊を所蔵。
その数はまだまだ増えており、1472年のダンテの挿絵入り『神曲』の初版もあるのだという。
このたび「ヘルメス的開放」プロジェクトのおかげでこうした書物の核となるコレクションがデジタ化され、1600冊以上が自由にいつでも閲覧できるようになり今後も増加する予定だ。
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image credit:Embassy of the free mind
このプロジェクトが実現したのは、『ロスト・シンボル』や『インフェルノ』を執筆しているときにリットマン図書館を頻繁に訪れていたブラウン氏による惜しみない寄付のおかげだ。
彼は、こうした貴重な文書をきちんと保存して一般にも利用できるようにしたいと願っていた。最終的には無料でダウンロードもできるようになるのだとか。
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image credit:Embassy of the free mind
リットマン図書館創設者のジュースト・R・リットマン氏は
この宝の家を地域社会とあまねくつなげ、書物や原典を広く一般の人に利用してもらうことが、私の長年の目標だった。図書館のドアが開いたその瞬間から、ここは歴史的に重要な書物のコレクションの場であるだけでなく、なによりも生きた施設として、断固としてすべての人に開かれたものである
と語っている。
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image credit:Embassy of the free mind
イマジネーションが広がりそうな神秘的な書物がズラリ!
リットマン図書館の素晴らしいバーチャールコレクションの中から、1503年のヘルメス文書のような書物のページに目を通していると、自分が実際の図書館や古い本屋にいるような感覚を味わえそうだ。
デジタルながら埃っぽさをしっかりと感じさせる本の数々は、驚くべきオカルト本が目の前にあるかのようなリアルさがありイマジネーションの世界へと連れて行かれるかもしれない。
オカルト文献デジタルコレクションに足を踏み入れる前に謎めいた香油でも手に入れて、神秘的な儀式で呪文を唱えてみたい気分になる人もいるかもしれない。
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image credit:Embassy of the free mind
まあとにかく、オカルト本に興味がある人はこちらから好みのものがあるかどうか確認だ。
リットマン図書館のことをもっと詳しく知りたい場合には、2017年に公開された「リットマン図書館──アムステルダム」というドキュメンタリー番組がおすすめ。ストリーミング配信で視聴することができる。
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image credit:Embassy of the free mind
それではここでゲーテ『ファウスト』を少し嗜んでみたりもしてみようじゃないか。
呪わしい陰気な、この壁穴の中に、
やさしい陽の光でさえ、
絵ガラスの窓に遮られて、濁るではないか。
ただでさえ狭いこの部屋を書物がさらに狭くし、
その書物も紙魚に喰われ、ほこりに覆われて、
高い丸天井近くまで積み上げられたその山に。
ゲーテ ファウスト 第一部(高橋義孝訳)
References:Daily times / Embassy of the free mind / Open culture / Hautemacabre / Instagram / The Ritman Library / Facebookなど
☆Youtubeに「リットマン図書館──アムステルダム」はありません!
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image credit:Embassy of the free mind
以前、カラパイアでは、オカルトに特化した図書館として知られる「リトマン・ライブラリー」について紹介したことがあった。
この図書館では『ダ・ヴィンチ・コード』の著者、ダン・ブラウン氏の寄付を受けて「ヘルメス的開放(Hermetically Open)」と名付けたプロジェクトを企画し、コレクションのデジタル化を進めている。
2018年2月初旬時点では44ページのガイドを無料のeブックとして提供しているのみだったがいよいよ充実度が増してきたようなので、オカルトと聞くだけでムネドキしがちな層はここらで今一度チェックしておきたいんだ。
リットマン図書館のオカルト本コレクションがデジタル化
オランダ・アムステルダムにあるヘルメス主義哲学文庫(Bibliotheca Philosophica Hermetica)、またの名をリットマン図書館は、オカルト関係のありとあらゆる書物や写本を集めた世界最大の私立図書館だ。
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image credit:Instagram
秘術(ヘルメス文書)、錬金術、ばら十字団員、神智学、神秘主義、霊知(グノーシズム)、西洋の秘教、スーフィズム(イスラムの神秘主義)、カバラ教、人智学、カタリ教、フリーメイソン、マニ教、ユダヤ教、聖杯、密教、比較宗教学などに関する1800年代以前の書物や写本4500冊を含む2万5000冊を所蔵。
その数はまだまだ増えており、1472年のダンテの挿絵入り『神曲』の初版もあるのだという。
このたび「ヘルメス的開放」プロジェクトのおかげでこうした書物の核となるコレクションがデジタ化され、1600冊以上が自由にいつでも閲覧できるようになり今後も増加する予定だ。
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このプロジェクトが実現したのは、『ロスト・シンボル』や『インフェルノ』を執筆しているときにリットマン図書館を頻繁に訪れていたブラウン氏による惜しみない寄付のおかげだ。
彼は、こうした貴重な文書をきちんと保存して一般にも利用できるようにしたいと願っていた。最終的には無料でダウンロードもできるようになるのだとか。
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リットマン図書館創設者のジュースト・R・リットマン氏は
この宝の家を地域社会とあまねくつなげ、書物や原典を広く一般の人に利用してもらうことが、私の長年の目標だった。図書館のドアが開いたその瞬間から、ここは歴史的に重要な書物のコレクションの場であるだけでなく、なによりも生きた施設として、断固としてすべての人に開かれたものである
と語っている。
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イマジネーションが広がりそうな神秘的な書物がズラリ!
The Ritman Library - Documentary - Official Trailer from Artoldo on Vimeo.
リットマン図書館の素晴らしいバーチャールコレクションの中から、1503年のヘルメス文書のような書物のページに目を通していると、自分が実際の図書館や古い本屋にいるような感覚を味わえそうだ。
デジタルながら埃っぽさをしっかりと感じさせる本の数々は、驚くべきオカルト本が目の前にあるかのようなリアルさがありイマジネーションの世界へと連れて行かれるかもしれない。
オカルト文献デジタルコレクションに足を踏み入れる前に謎めいた香油でも手に入れて、神秘的な儀式で呪文を唱えてみたい気分になる人もいるかもしれない。
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image credit:Embassy of the free mind
まあとにかく、オカルト本に興味がある人はこちらから好みのものがあるかどうか確認だ。
リットマン図書館のことをもっと詳しく知りたい場合には、2017年に公開された「リットマン図書館──アムステルダム」というドキュメンタリー番組がおすすめ。ストリーミング配信で視聴することができる。
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image credit:Embassy of the free mind
それではここでゲーテ『ファウスト』を少し嗜んでみたりもしてみようじゃないか。
呪わしい陰気な、この壁穴の中に、
やさしい陽の光でさえ、
絵ガラスの窓に遮られて、濁るではないか。
ただでさえ狭いこの部屋を書物がさらに狭くし、
その書物も紙魚に喰われ、ほこりに覆われて、
高い丸天井近くまで積み上げられたその山に。
ゲーテ ファウスト 第一部(高橋義孝訳)
References:Daily times / Embassy of the free mind / Open culture / Hautemacabre / Instagram / The Ritman Library / Facebookなど
☆Youtubeに「リットマン図書館──アムステルダム」はありません!