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Gerd Altmann / Pixabay
仕事で時にストレスを感じるのはごく普通のことだ。しかし、過度なストレスが続くことで衰弱状態に陥ってしまう。意欲を無くし、社会的に機能しなくなってしまう場合もある。
そんな症状を英語で「バーンアウト」という。日本語だと「燃え尽き症候群」となる。
日本語の意味だと、大きな仕事が終わったあとに目的を失ってしまう虚脱状態も燃え尽き症候群に含まれているが、この記事ではそれは含まれない。
自分の現在の状態というのは、なかなか気が付きにくいものだ。ここでは燃え尽き症候群(バーンアウト)に関する海外の情報を見ながら、自分が燃え尽き症候群予備軍なのかどうかチェックしてみよう。
燃え尽き症候群は職業上の現象
これまで、燃え尽き症候群(バーンアウト)は疾病として分類されていたが、5月28日にWHO(世界保健機関)は、燃え尽き症候群を「職業上の現象」と定義づける方針を明らかにした。
これは、仕事が原因となって引き起こされる慢性的なストレスによる症候群であることを、よりよく反映するためだという。
つまり、燃え尽き症候群は、健康に悪影響を与える原因の1つではあるが、病気や障害そのものとは明確に区別されたものであるということだ。
WHOで定義された燃え尽き症候群の特徴
では、どのような現象が燃え尽き症候群なのか。
WHOが発表した国際疾病分類(ICD)のリストによると、その特徴として「エネルギーの枯渇や消耗したという感覚」「仕事に対する心理上の隔絶感。もしくは仕事に関して否定的または冷笑的な感情が湧く」「業務効率の低下」といった3点が挙げられている。
スマホや電子メールで、24時間365日の対応が可能となったこのご時世、私たちは仕事のスイッチを切ることがますます困難になっている。
今回、WHOの燃え尽き症候群に対する新しい定義は、労働安全衛生上の問題として慢性的なストレス対応をうまく管理していない雇用側への警告になると言われている。
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David Bruyland / Pixabay
燃え尽き症候群が引き金になって深刻な問題につながることも
燃え尽き症候群は精神的健康障害ではないが、慢性疲労症候群や不安、うつ病、不眠症、アルコールや薬物の乱用、更には家族の崩壊などより深刻な問題に繋がる可能性もある。
私たちはみな、感情的および身体的な緊張に対処するための様々なレベルの能力を持っている。
しかし、対処する能力を超えてしまうと、強要されることに心身ともにストレスを感じることになる。すると上記の兆候が現れ、燃え尽き症候群に苦しむことになる。
最も燃え尽き症候群のリスクが高い職業は?
あくまでも海外のケースだが、教師や介護職員、刑務官、販売スタッフなどはもちろん、警察や救急隊員、看護師や医師などは、ストレスが多い状況で継続的に仕事をしているため、更に燃え尽き症候群に苦しむリスクが高くなるようだ。
アメリカの医師15,000人に行った最近の調査では、44%が燃え尽き症候群を経験していることが判明した。
ある神経科医は、「仕事に来るのが怖い。スタッフや患者を相手にする時には、つい短気になってしまう自分がいる」と述べている。
また、フランスの調査では、病院の救命救急隊員は過度の職務により3人に1人(34%)が燃え尽き症候群になっているという。
弁護士も、リスクの高い職業の1つだ。ロンドンの有名な法律事務所の従業員1,000人を対象とした調査では、73%の弁護士が燃え尽きた感情を表明し、58%が改善の必要性があると自覚している。
しかし、どんな仕事をしていても、長期間対応する能力を超えることを強要される状況に陥ると、燃え尽き症候群に悩む可能性はある。
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Gerd Altmann / Pixabay
自分が燃え尽き症候群かどうかを知るための4つのチェックリスト
では、自分はどうだろう?燃え尽き症候群になっていないだろうか?ここに、イギリスの医療従事者健康プログラム用に考案された4つのチェックリストが役に立つかもしれない。
自分が燃え尽き症候群のリスクがあるかどうかを識別するためのスタートとして、自身に問いかけてみよう。
1. 親しい人から、仕事を減らすように言われたことがあるか?
2. ここ数か月の間に、仕事や同僚またはクライアントに対して怒ったり感情的になったりしたことがあるか?
3. 友人や家族、あるいは自分自身とさえ十分な時間を費やすことができないことに罪悪感を抱えているか?
4. 明白な理由がなく、泣いたり怒ったり叫んだり緊張したりするなど、ますます感情的になっていると思うか?
これら4つの質問のいずれかが当てはまる場合は、あなた自身の生活に変化を必要とする時期なのかもしれない。
燃え尽き症候群のリスクを減らすには?
雇用側が社員の福利を促進し、過労になったり過度にストレスを受けたりしていないよう対処しなければならないのは当然だが、自分でも燃え尽き症候群のリスクを減らすためにできることはある。
1つは、回復力を高めること。これは、私たちが健康的な方法でストレスに応えることができ、チャレンジした後に立ち直り、その過程でより強く成長することができることを意味する。
そして、スイッチを切ることを学ぶこと。
仕事と遊びの境界線を設定し「これ以上の仕事は無理」と言える自分を作ること。仕事と私生活にメリハリをつけた生活をすることによって、回復力を築くことができ、仕事が私生活を妨害するのを防ぐことにも繋がる。
職業に関わらず、仕事だけが自分を定義づける唯一の方法と思わないことが大切だ。
もし、燃え尽き症候群かもと感じたら、上司に相談したり職場のカウンセリングを利用したりするのも手だろう。
また、仕事があなたを惨めにしていると気付いたら、転職を考えるか、少なくとも他に何ができるか探してみるという選択もある。
そうした変化は、意外にも自分を驚かせることになるかもしれない。
References:How to tell if you're suffering from burnout at work — Quartz at Work/
☆2番があてはまったがな!
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Gerd Altmann / Pixabay
仕事で時にストレスを感じるのはごく普通のことだ。しかし、過度なストレスが続くことで衰弱状態に陥ってしまう。意欲を無くし、社会的に機能しなくなってしまう場合もある。
そんな症状を英語で「バーンアウト」という。日本語だと「燃え尽き症候群」となる。
日本語の意味だと、大きな仕事が終わったあとに目的を失ってしまう虚脱状態も燃え尽き症候群に含まれているが、この記事ではそれは含まれない。
自分の現在の状態というのは、なかなか気が付きにくいものだ。ここでは燃え尽き症候群(バーンアウト)に関する海外の情報を見ながら、自分が燃え尽き症候群予備軍なのかどうかチェックしてみよう。
燃え尽き症候群は職業上の現象
これまで、燃え尽き症候群(バーンアウト)は疾病として分類されていたが、5月28日にWHO(世界保健機関)は、燃え尽き症候群を「職業上の現象」と定義づける方針を明らかにした。
これは、仕事が原因となって引き起こされる慢性的なストレスによる症候群であることを、よりよく反映するためだという。
つまり、燃え尽き症候群は、健康に悪影響を与える原因の1つではあるが、病気や障害そのものとは明確に区別されたものであるということだ。
WHOで定義された燃え尽き症候群の特徴
では、どのような現象が燃え尽き症候群なのか。
WHOが発表した国際疾病分類(ICD)のリストによると、その特徴として「エネルギーの枯渇や消耗したという感覚」「仕事に対する心理上の隔絶感。もしくは仕事に関して否定的または冷笑的な感情が湧く」「業務効率の低下」といった3点が挙げられている。
スマホや電子メールで、24時間365日の対応が可能となったこのご時世、私たちは仕事のスイッチを切ることがますます困難になっている。
今回、WHOの燃え尽き症候群に対する新しい定義は、労働安全衛生上の問題として慢性的なストレス対応をうまく管理していない雇用側への警告になると言われている。
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David Bruyland / Pixabay
燃え尽き症候群が引き金になって深刻な問題につながることも
燃え尽き症候群は精神的健康障害ではないが、慢性疲労症候群や不安、うつ病、不眠症、アルコールや薬物の乱用、更には家族の崩壊などより深刻な問題に繋がる可能性もある。
私たちはみな、感情的および身体的な緊張に対処するための様々なレベルの能力を持っている。
しかし、対処する能力を超えてしまうと、強要されることに心身ともにストレスを感じることになる。すると上記の兆候が現れ、燃え尽き症候群に苦しむことになる。
最も燃え尽き症候群のリスクが高い職業は?
あくまでも海外のケースだが、教師や介護職員、刑務官、販売スタッフなどはもちろん、警察や救急隊員、看護師や医師などは、ストレスが多い状況で継続的に仕事をしているため、更に燃え尽き症候群に苦しむリスクが高くなるようだ。
アメリカの医師15,000人に行った最近の調査では、44%が燃え尽き症候群を経験していることが判明した。
ある神経科医は、「仕事に来るのが怖い。スタッフや患者を相手にする時には、つい短気になってしまう自分がいる」と述べている。
また、フランスの調査では、病院の救命救急隊員は過度の職務により3人に1人(34%)が燃え尽き症候群になっているという。
弁護士も、リスクの高い職業の1つだ。ロンドンの有名な法律事務所の従業員1,000人を対象とした調査では、73%の弁護士が燃え尽きた感情を表明し、58%が改善の必要性があると自覚している。
しかし、どんな仕事をしていても、長期間対応する能力を超えることを強要される状況に陥ると、燃え尽き症候群に悩む可能性はある。
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Gerd Altmann / Pixabay
自分が燃え尽き症候群かどうかを知るための4つのチェックリスト
では、自分はどうだろう?燃え尽き症候群になっていないだろうか?ここに、イギリスの医療従事者健康プログラム用に考案された4つのチェックリストが役に立つかもしれない。
自分が燃え尽き症候群のリスクがあるかどうかを識別するためのスタートとして、自身に問いかけてみよう。
1. 親しい人から、仕事を減らすように言われたことがあるか?
2. ここ数か月の間に、仕事や同僚またはクライアントに対して怒ったり感情的になったりしたことがあるか?
3. 友人や家族、あるいは自分自身とさえ十分な時間を費やすことができないことに罪悪感を抱えているか?
4. 明白な理由がなく、泣いたり怒ったり叫んだり緊張したりするなど、ますます感情的になっていると思うか?
これら4つの質問のいずれかが当てはまる場合は、あなた自身の生活に変化を必要とする時期なのかもしれない。
燃え尽き症候群のリスクを減らすには?
雇用側が社員の福利を促進し、過労になったり過度にストレスを受けたりしていないよう対処しなければならないのは当然だが、自分でも燃え尽き症候群のリスクを減らすためにできることはある。
1つは、回復力を高めること。これは、私たちが健康的な方法でストレスに応えることができ、チャレンジした後に立ち直り、その過程でより強く成長することができることを意味する。
そして、スイッチを切ることを学ぶこと。
仕事と遊びの境界線を設定し「これ以上の仕事は無理」と言える自分を作ること。仕事と私生活にメリハリをつけた生活をすることによって、回復力を築くことができ、仕事が私生活を妨害するのを防ぐことにも繋がる。
職業に関わらず、仕事だけが自分を定義づける唯一の方法と思わないことが大切だ。
もし、燃え尽き症候群かもと感じたら、上司に相談したり職場のカウンセリングを利用したりするのも手だろう。
また、仕事があなたを惨めにしていると気付いたら、転職を考えるか、少なくとも他に何ができるか探してみるという選択もある。
そうした変化は、意外にも自分を驚かせることになるかもしれない。
References:How to tell if you're suffering from burnout at work — Quartz at Work/
☆2番があてはまったがな!