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その歴史が始まったときから、人類の一部はある問題に苛まれてきた。時を共にしてきた戦友が次々と戦線離脱していくことである。
戦友とはそう、髪のことだ。
髪が抜け落ち薄くなるというのは深刻な問題であり、現在、育毛市場は3000億円にも達すると言われている。
ハゲ問題は今に始まったことではない。古来からこれを食い止めるべく、さまざまな方法が考案されてきた。
ここでは古今東西、世界各地に伝わる10種の奇妙なハゲ治療法を見ていこう。藁をもすがる思いで戦友を救おうとする涙ぐましい努力がそこにある。
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10. 動物の脂肪を混ぜた軟膏を塗る(古代エジプト)
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References:Cosmetics in Ancient Egypt
髪の毛をキープしたいという人類の願望は古来からのものだ。ハゲ治療の記録は古代エジプトにまで遡ることができる。
古代エジプト人にとって、容姿は社会的地位や政治力を象徴するものだった。彼らの意識が髪の毛に向かったのも自然なことである。
古代エジプトの文書「エドウィン・スミス・パピルス」は、傷の手術に関する最古の記録であるが、ここにハゲ治療が記載されている。
それによると、ライオン、カバ、ワニ、猫、蛇、アイベックスの脂肪を混ぜた軟膏がハゲに効くという。古代エジプト人は危険な動物を相手にしてでも髪を取り戻そうとしたということだ。
9. 夢のマシーン?ザーバック(1930年代、アメリカ)
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References:Curing baldness in the 1930s
1930年代、アンドレ・クエト博士は、数年の研究の末に、ハゲは頭皮の血行不良が原因であるとの結論にいたった。そしてアメリカで発明されたのが「ザーバック(Xervac)」だ。
ザーバックの大きな本体からは、ホースでつながれた自転車のヘルメットのようなものが伸びている。ヘルメットは吸引・加圧を繰り返し、頭皮の血行を促進。これによって発毛が促されるという仕組みだ。
現在はもう使用されていないが、ただ温風を出すだけでも事足りたのではなかろうか?
8. ハトのフンとスパイスをブレンド(古代ギリシア)
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References:Hippocrates
医学の父とも言われるヒポクラテス。その彼の名を冠した「ヒポクラテスの誓い」という宣誓文には、患者の生命・健康保護の思想が記されている。が、彼のハゲ治療法は必ずしもこれに則ったものではなかった。
自身もハゲに侵されていたヒポクラテスは、ハトの糞、アヘン、セイヨウワサビ、スパイスを調合した育毛剤を考案した。
胸が悪くなりそうな臭いを我慢して塗ったとしても、あいにく頭皮の問題はちっとも改善されなかったろう。
なおヒポクラテスは現在でもフサフサ髪を求めた紳士として名を残す。後頭部や側頭部のハゲにくい部分は男性型禿頭症の移植にも使われるが、ここを業界用語で「ヒポクラテスの花冠」という。
7. 古代のハゲ隠しは月桂冠(古代ローマ)
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References:Never mind the follicles: the bald facts of hair loss
世界を手中に収めた偉大な皇帝ユリウス・カエサルもまたハゲには勝てなかった(皮肉にも、彼の名は”フサフサ髪”と訳すことができる)。
ローマの歴史家スエトニウスは、カエサルがハゲを「大いに気に病み、彼を中傷する者はしばしばハゲをバカにした」と記している。
ローマ時代、ハゲは醜いとされた。詩人オウィディウスは、「醜きはツノのない雄牛、目障りなるは草なき大地、葉のなき木もしかり、髪のなき頭もしかり」と述べている。
カエサルの愛人クレオパトラは、ネズミと馬の歯を調合した育毛剤を考案。これが効かないと、彼は薄い部分を隠すために月桂冠をかぶった。
ちなみに月桂冠は戦場での幾多の勝利を祝して贈られたもので、カエサルは大層喜んだそうだ。カエサルのハゲ隠しテクは後年、エルトン・ジョンが真似をすることになる。彼がステージでかぶった風変わりな帽子がそれだ。
6. 牛の精液に育毛効果?(アメリカ・イギリス)
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References:Scientific Breakthrough Shows Why It Helps In Rapid Hair Growth
アメリカとイギリスの美容院で、育毛効果があるとして使われていた。
その宣伝文句によれば、タンパク質たっぷりで髪に栄養を与え、成長を促すらしい。そもそも一体誰が何を考えてこんなことをやったのか?なぜ牛である必要があったのか?いろんな意味で疑問が残るが、試せるものは何でも試したい人なら試したに違いない。
5. サーモキャップ(1920年代、アメリカ)
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References:Allied Merke Institutes’ Thermocap
こちらもハゲの救世主となるべく考案された発明品。1920年代にニューヨークのアライド・メルク・インスティテュートによって開発された。
同研究所によれば、ハゲたとしても毛包は死んでおらず、ただ休眠しているだけのだという。だから刺激を与えればまた髪が生えてくる……。
1日15分、サーモキャップをかぶり、頭皮にブルーライトを照射して、毛根を刺激しするという方法だ。
4. 三角倒立
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References:Benefits of Headstand Yoga Pose (Sirsasana) for Hair, Skin and Health
さまざまな効能があることから、ヨガのポーズの王と謳われる。その効能の1つがハゲ予防だ。
基本的な原理はザーバックと同じようなもので、倒立することで頭部に血を流し、髪の成長を促進するというものだ。
三角倒立なんて無理という人のために、いくつもの会社から倒立スタンドが発売されている。ハゲのせいで何もかもひっくり返ってしまったとお嘆きの人にはぴったりの治療法なのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。
3. 唐辛子ソース
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References:The effect of coapplication of capsaicin and minoxidil on the murine hair growth
これに限っていれば少なくとも科学的な裏付けがあるようだ。2003年に『Korean Journal of Dermatology』に掲載された研究論文によると、唐辛子の辛さの主成分であるカプサイシンがマウスの発毛速度を上げたという。
ただし、これが人間にも効くかどうかは分からない。
2. 新鮮なメスの牛の尿を飲む(インド)
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References:Miracle Hair Loss Cure – Cow Urine?
こちらは「ゴムトラ」というインドの伝統療法で、いくつもの薬効があるとされている。
発毛効果を最大限に引き出すには、まだ交尾経験のないメス牛の尿を日の出前に集めてごくごく飲まねばならないそうだ。
当然病気や発疹が生じる恐れがあるとして反対する専門家も多い。
なんとインドでは2009年が牛のおしっこが5パーセント入ったソフトドリンクを発売しているそうだ。
1. 去勢
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References:WHY EUNUCHS DON'T WEAR TOUPEES
ハゲ克服に血道を上げたヒポクラテスは、去勢こそが最終手段であるとおごそかに宣言した。彼が観察した結果、去勢された男性にハゲがいなかったからだ。
さしものヒポクラテスといえども自分で試す勇気はなかったようで、ハトの糞に一縷の望みを託すしかなかった。
だが1960年の研究によってヒポクラテスの正しさが裏付けられた。その研究は、去勢した男性には確かに男性型禿頭症が見当たらないことを明らかにしている。髪を切るか、ナニを切るか、それが問題だ。
※これらの治療法は人間のハゲに対する効果が証明されていないので、自己責任の名のもとでも試さない方がよさそうだ。
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