おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!
![patronsaints_e]()
2017年5月13日、教皇フランシスコ(ローマ教皇)がポルトガルで、今は亡き2人の信者を列聖した。
今回新たに聖人の列に加わったのは、フランシスコ・マルトとジャシンタ・マルト。ポルトガルのファティマ聖堂区に暮らしていた幼い兄妹は、ちょうど100年前、聖母マリアの出現を証言したのだ。
ファティマの兄妹は、「信仰ゆえに嘲笑われる人」の守護聖人とみなされている。その時代の人々が兄妹の証言を受け入れなかったからである。また、急性、慢性の「病気の人」の守護聖人でもある。その2年後にヨーロッパに広まった疫病で病死したためだ。
しかし、もっと特殊な聖人の守護が必要な場合には?心配ご無用。こんな守護聖人だって存在しているのである。
1. スイマーの守護聖人:聖アジュートル
聖アジュートルは、第一次十字軍の際に、ムスリムの手から泳いで逃げ出した。逃げた先は、十字軍の陣地まで、フランスまで、あるいは、再び囚われたがマグダラのマリアによって助けられ、フランスへ移送された、など諸説ある。
また別の説では、乗っていた小船の側に出現した渦を鎮めた、といわれている。どちらにせよ、「泳ぐ人」「溺れる危険がある人」の守護聖人とみなされている。
2. トランプ製作者の守護聖人:聖バルタザール
中世の言説では、幼子イエスを厩に訪ねてきた三博士は、中世世界の片隅からそれぞれやって来ている。バルタザールはアフリカ、主にエジプトから来たとされた。
当時のヨーロッパでは、ロマのトランプ詐欺師や手先の器用な商人が人々に娯楽を提供していたが、彼らは「ジプシー」という名称ゆえにエジプトから来たものと誤解された。そのため、エジプトの聖バルタザールは「トランプ製作者」の守護聖人となったのである。
![St_Balthazar_ed_e]()
imege credit: Wikimedia Commons
3. 宣伝活動の守護聖人:シエナの聖ベルナルディーノ
15世紀に活躍したシエナの聖ベルナルディーノは、人々を喜ばせる上手な説教で有名だった。そのため、「広告」「広報活動」の守護聖人と考えられている。
![St_Bernardino_of_Siena_ed]()
imege credit: Wikimedia Commons
4. オートバイの守護聖人:聖コロンバヌス
聖コロンバヌスは、6世紀から7世紀にかけて、長期間にわたりヨーロッパ中を旅した。その街道への愛ゆえに、「オートバイ」の守護聖人とされている。
5. 魅力がない人の守護聖人:聖ドロゴ(聖ドリュオン)
聖ドロゴは、人々に避けられるほど外見を損なうような、謎の病気に苦しめられた。そのため、「魅力のない人」の守護聖人とされている。また、全く関係ないが、「コーヒーハウス」の守護聖人でもある。
6. 胃腸系の病気の守護聖人:聖エラスムス
聖エラスムスは、現在のイタリアにあるフォルミアの司教だった。3~4世紀のローマ帝国によるキリスト教の迫害によって、大きな試練を受けたのだ。
最初は200年代の終わり頃に捕らえられて投獄されたが、天使によって解放され、トルコへ逃れて宣教を続けたといわれている。二度目に捕らえられたときには、エラスムスの強固な信仰はマクシミアヌス帝の怒りを買い、棒や鞭で打たれる、刺のついた樽に入れられて坂を転がされる、ピッチをかけ火を点けられる、といった拷問を受けた。
これらの拷問は奇跡的に生き延びたが、最終的には、腹を割かれ、腸をウインチで巻き取られたのだ。その最後の拷問ゆえに、エラスムスは「胃の病気」「疝痛」「虫垂炎」の守護聖人となっている。
![Saint_Erasmus_e]()
imege credit: Wikimedia Commons
7. 授乳の守護聖人:聖アエギディウス(聖ジャイルズ)
聖アエギディウスは、7世紀後半にフランス南部で隠者として暮らしていた。口にした滋養物は、雌鹿の乳だけだといわれている。エジンバラの守護聖人であると同時に「授乳」の守護聖人でもあるのはそのためだ。
![Saint_Giles_ed_e]()
imege credit: Wikimedia Commons
8.困難な結婚の守護聖人:聖グンマルス
ベルギーの聖グンマルスは8世紀の人物だ。貴族の娘と結婚したのだが、その相手は怒りっぽく、罵詈雑言を吐くことで知られる人であった。関係を維持しようとするグンマルスの努力にもかかわらず、最終的に彼らは別れ、グンマルスはリールの修道院に入った。「困難な結婚」の守護聖人である。
![St_Gummarus_e]()
imege credit: Wikimedia Commons
9. 血液バンクの守護聖人:聖ヤヌアリウス(聖ジェナーロ)
3世紀の司教、聖ヤヌアリウスの血は、305年に彼が死去して以来保存されている。この血液は、長期間にわたる奇跡を表しているといわれる。毎年3日間だけ、決まった日に液状に戻るのだ。9月19日、12月16日、そして、5月の第一日曜日の前日である。そのため、聖ヤヌアリウスは「血液バンク」の守護聖人なのだ。
![Saint_Januarius_ed_e]()
imege credit: Wikimedia Commons
10. 殺人者の守護聖人:聖ユリアヌス
聖ユリアヌスは、旅人のための宿泊所を開き、病気の人や貧しい人のために人生を奉げたことから、看護者と呼ばれている。しかしそれは、彼がオイディプス王さながらの経緯で両親を殺してしまった後のことだ。
ユリアヌスは「両親を殺すであろう」という呪いを受けていた。この呪いを避けるため、彼は家を離れた。そして、50日の旅の後に足を止め、結婚した。
我が子を探し続けていた両親がとうとう彼の所在を知って訪ねてきたとき、ユリアヌスは狩に出ていた。妻は夫の両親の訪問を喜び、主寝室に泊めるという栄誉をもって歓待した。
しかし、ユリアヌスはその晩遅く、妻が礼拝堂に行っている間に帰ってきた。そして両親を妻と間男であると勘違いし、殺してしまった。呪いが実現してしまったのである。
ユリアヌスと妻は残りの人生を不幸な殺人の償いに費やしたのだ。そのため、彼は「殺人者」の守護聖人なのである。
![St_Julian_ed_e]()
imege credit: Wikimedia Commons
11. 聖リドヴィナ
聖リドヴィナは、15歳のときにアイススケートをしていて転倒し、怪我から完全に回復することはなかった。敬虔な生涯の後に、その墓は巡礼地となった。列聖の後、彼女は「アイススケーター」の守護聖人である。
12. 悪天候の守護聖人:ピカルディの聖メダルドゥス
ピカルディの聖メダルドゥスは「悪天候に対する」守護聖人である。まだ幼児であったころ悪天候に出会ったが、鷲がその頭上を舞い、雨から守ったのだ。民間伝承によれば、6月8日、聖メダルドゥスの日の天候は、それがどんなものであれ、40年間続くとされる。
13. 絶望の守護聖人:聖リタ
リタは修道女になることを望んでいたが、両親に12歳で結婚させられ、夫により地元の2家族の争いに巻き込まれた。その争いは、最終的には夫と二人の息子に死をもたらすこととなった。その人生における失望と困難、挫折のために、聖リタは「望みのないときの」守護聖人とされている。
14. ネズミから守ってくれる守護聖人:聖セルヴァティウス
聖セルヴァティウスは4世紀のアルメニアの司祭である。脚の傷からの感染症で、384年にオランダのマーストリヒトで死んだ。現在はマーストリヒトの守護聖人であるだけでなく、「足や脚の障害」「リウマチ」そして「ネズミから保護する」守護聖人でもある。
15. 発達が遅い子どもの守護聖人:聖ヴェダスト(聖ヴァースト)
聖ヴェダストは、「歩くことを学ぶのが遅い子ども」の守護聖人である。
![Sanctus_Vedastus]()
imege credit: Wikimedia Commons
via: Mental Floss, Neatorama など
☆これは、ネタとして使える!
リニューアルオープン!いいものありますよ(^O^)
男性専用コーナー!クリックしてね\(^o^)/

2017年5月13日、教皇フランシスコ(ローマ教皇)がポルトガルで、今は亡き2人の信者を列聖した。
今回新たに聖人の列に加わったのは、フランシスコ・マルトとジャシンタ・マルト。ポルトガルのファティマ聖堂区に暮らしていた幼い兄妹は、ちょうど100年前、聖母マリアの出現を証言したのだ。
ファティマの兄妹は、「信仰ゆえに嘲笑われる人」の守護聖人とみなされている。その時代の人々が兄妹の証言を受け入れなかったからである。また、急性、慢性の「病気の人」の守護聖人でもある。その2年後にヨーロッパに広まった疫病で病死したためだ。
しかし、もっと特殊な聖人の守護が必要な場合には?心配ご無用。こんな守護聖人だって存在しているのである。
1. スイマーの守護聖人:聖アジュートル
聖アジュートルは、第一次十字軍の際に、ムスリムの手から泳いで逃げ出した。逃げた先は、十字軍の陣地まで、フランスまで、あるいは、再び囚われたがマグダラのマリアによって助けられ、フランスへ移送された、など諸説ある。
また別の説では、乗っていた小船の側に出現した渦を鎮めた、といわれている。どちらにせよ、「泳ぐ人」「溺れる危険がある人」の守護聖人とみなされている。
2. トランプ製作者の守護聖人:聖バルタザール
中世の言説では、幼子イエスを厩に訪ねてきた三博士は、中世世界の片隅からそれぞれやって来ている。バルタザールはアフリカ、主にエジプトから来たとされた。
当時のヨーロッパでは、ロマのトランプ詐欺師や手先の器用な商人が人々に娯楽を提供していたが、彼らは「ジプシー」という名称ゆえにエジプトから来たものと誤解された。そのため、エジプトの聖バルタザールは「トランプ製作者」の守護聖人となったのである。

imege credit: Wikimedia Commons
3. 宣伝活動の守護聖人:シエナの聖ベルナルディーノ
15世紀に活躍したシエナの聖ベルナルディーノは、人々を喜ばせる上手な説教で有名だった。そのため、「広告」「広報活動」の守護聖人と考えられている。

imege credit: Wikimedia Commons
4. オートバイの守護聖人:聖コロンバヌス
聖コロンバヌスは、6世紀から7世紀にかけて、長期間にわたりヨーロッパ中を旅した。その街道への愛ゆえに、「オートバイ」の守護聖人とされている。
5. 魅力がない人の守護聖人:聖ドロゴ(聖ドリュオン)
聖ドロゴは、人々に避けられるほど外見を損なうような、謎の病気に苦しめられた。そのため、「魅力のない人」の守護聖人とされている。また、全く関係ないが、「コーヒーハウス」の守護聖人でもある。
6. 胃腸系の病気の守護聖人:聖エラスムス
聖エラスムスは、現在のイタリアにあるフォルミアの司教だった。3~4世紀のローマ帝国によるキリスト教の迫害によって、大きな試練を受けたのだ。
最初は200年代の終わり頃に捕らえられて投獄されたが、天使によって解放され、トルコへ逃れて宣教を続けたといわれている。二度目に捕らえられたときには、エラスムスの強固な信仰はマクシミアヌス帝の怒りを買い、棒や鞭で打たれる、刺のついた樽に入れられて坂を転がされる、ピッチをかけ火を点けられる、といった拷問を受けた。
これらの拷問は奇跡的に生き延びたが、最終的には、腹を割かれ、腸をウインチで巻き取られたのだ。その最後の拷問ゆえに、エラスムスは「胃の病気」「疝痛」「虫垂炎」の守護聖人となっている。

imege credit: Wikimedia Commons
7. 授乳の守護聖人:聖アエギディウス(聖ジャイルズ)
聖アエギディウスは、7世紀後半にフランス南部で隠者として暮らしていた。口にした滋養物は、雌鹿の乳だけだといわれている。エジンバラの守護聖人であると同時に「授乳」の守護聖人でもあるのはそのためだ。

imege credit: Wikimedia Commons
8.困難な結婚の守護聖人:聖グンマルス
ベルギーの聖グンマルスは8世紀の人物だ。貴族の娘と結婚したのだが、その相手は怒りっぽく、罵詈雑言を吐くことで知られる人であった。関係を維持しようとするグンマルスの努力にもかかわらず、最終的に彼らは別れ、グンマルスはリールの修道院に入った。「困難な結婚」の守護聖人である。

imege credit: Wikimedia Commons
9. 血液バンクの守護聖人:聖ヤヌアリウス(聖ジェナーロ)
3世紀の司教、聖ヤヌアリウスの血は、305年に彼が死去して以来保存されている。この血液は、長期間にわたる奇跡を表しているといわれる。毎年3日間だけ、決まった日に液状に戻るのだ。9月19日、12月16日、そして、5月の第一日曜日の前日である。そのため、聖ヤヌアリウスは「血液バンク」の守護聖人なのだ。

imege credit: Wikimedia Commons
10. 殺人者の守護聖人:聖ユリアヌス
聖ユリアヌスは、旅人のための宿泊所を開き、病気の人や貧しい人のために人生を奉げたことから、看護者と呼ばれている。しかしそれは、彼がオイディプス王さながらの経緯で両親を殺してしまった後のことだ。
ユリアヌスは「両親を殺すであろう」という呪いを受けていた。この呪いを避けるため、彼は家を離れた。そして、50日の旅の後に足を止め、結婚した。
我が子を探し続けていた両親がとうとう彼の所在を知って訪ねてきたとき、ユリアヌスは狩に出ていた。妻は夫の両親の訪問を喜び、主寝室に泊めるという栄誉をもって歓待した。
しかし、ユリアヌスはその晩遅く、妻が礼拝堂に行っている間に帰ってきた。そして両親を妻と間男であると勘違いし、殺してしまった。呪いが実現してしまったのである。
ユリアヌスと妻は残りの人生を不幸な殺人の償いに費やしたのだ。そのため、彼は「殺人者」の守護聖人なのである。

imege credit: Wikimedia Commons
11. 聖リドヴィナ
聖リドヴィナは、15歳のときにアイススケートをしていて転倒し、怪我から完全に回復することはなかった。敬虔な生涯の後に、その墓は巡礼地となった。列聖の後、彼女は「アイススケーター」の守護聖人である。
12. 悪天候の守護聖人:ピカルディの聖メダルドゥス
ピカルディの聖メダルドゥスは「悪天候に対する」守護聖人である。まだ幼児であったころ悪天候に出会ったが、鷲がその頭上を舞い、雨から守ったのだ。民間伝承によれば、6月8日、聖メダルドゥスの日の天候は、それがどんなものであれ、40年間続くとされる。
13. 絶望の守護聖人:聖リタ
リタは修道女になることを望んでいたが、両親に12歳で結婚させられ、夫により地元の2家族の争いに巻き込まれた。その争いは、最終的には夫と二人の息子に死をもたらすこととなった。その人生における失望と困難、挫折のために、聖リタは「望みのないときの」守護聖人とされている。
14. ネズミから守ってくれる守護聖人:聖セルヴァティウス
聖セルヴァティウスは4世紀のアルメニアの司祭である。脚の傷からの感染症で、384年にオランダのマーストリヒトで死んだ。現在はマーストリヒトの守護聖人であるだけでなく、「足や脚の障害」「リウマチ」そして「ネズミから保護する」守護聖人でもある。
15. 発達が遅い子どもの守護聖人:聖ヴェダスト(聖ヴァースト)
聖ヴェダストは、「歩くことを学ぶのが遅い子ども」の守護聖人である。

imege credit: Wikimedia Commons
via: Mental Floss, Neatorama など
☆これは、ネタとして使える!
リニューアルオープン!いいものありますよ(^O^)
男性専用コーナー!クリックしてね\(^o^)/