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西暦2000年代、世界では色々な事があったが、多くを忘れてしまっている人は多いだろう。Oculus Riftのポルノ問題、ISISのツイッター問題、ドナルド・トランプの共和党大統領候補問題などなど。
そしてまた、「陰謀論」が大きく取りざたされる時代でもあった。ここでは2000年代に話題となった10の陰謀論を見ていくことにしよう。
10. 米艦コール襲撃事件はイスラエルによって引き起こされた![1_e34]()
アメリカ海軍のミサイル駆逐艦コールは2000年10月、イエメンのアデン港で襲撃された。後にこの襲撃はアルカーイダと関連のある団体のメンバーによる自爆テロである事が判明した。自爆テロの犯人が乗っていた船はコールの停泊を手伝おうと装って近づいてきたようだ。
しかしこの話は後にCIAの捜査員であるジョン・オーニールが「攻撃はアルカーイダによる自爆テロというのは嘘で、実際はイスラエルの潜水艦によって発射されたドルフィン級のミサイルによる物である」と暴露した事で大きな波紋を呼んだ。
彼の主張では2000年代に起きたこの事件は、アルカーイダを敵にする事で民衆の評価を得ようとした民主党の手によって偽装された物だと言う。
その後FBIとアメリカ海軍は正式に「攻撃は未然に防げるものではなかった」という発表を行い、アルジャジーラ経由でウサーマ・ビン・ラーディンが犯行声明と自爆テロの勇気ある行動を謳い、褒め称える放送を行った事で陰謀論は下火となっていった。
9. BAEシステムズとコロンビア号空中分解事故![2_e32]()
アメリカ合衆国でコロンビア号空中分解事故が起こる前日、イギリスのBAEシステムズは自らの総資産の25%を保有するアストリウム社をライバル企業であるエアバス・グループ(元EADS)に売り渡し、国防省との20億円の契約で提供していた「パラダイム・セキュアー・コミュニケーション」の利権を終了した。
この事から多くの陰謀論者はNASAとアメリカ、及びにそれに繋がる企業は「事故を前もって知っていたのではないか」という不信感を募らせた。陰謀論によると、アメリカは前もってコロンビア号空中分解事故の可能性をBAEシステムズに伝えており、飛び火に巻き込まれないように、空中工学の利権を対等するヨーロッパに売り渡そうと考えたのではないかと言われている。
その後の検証でコロンビア号の事故は左翼に取り付けられた断熱材の衝突によって引き起こされた物であることが分かり、NASAはこの事実を前もって知っていたのではないかという疑問が持たれた。真実はどうあれ、アストリウム社を買い取ったエアバス・グループはその後長い間不況に陥る事になったのは事実なのだ。
8. 台湾の高層ビル台北101にまつわる陰謀説![3_e26]()
台北101は2004年12月31日に正式に一般開放され、世界で最大の大きさを誇る高層ビルとなった。しかし、オカルトめいた噂が後を絶たない。
あるブログによるとこの高層ビルの一般開放日は、トルコ・コンヤという都市にあった11階建ての高層ビルが崩壊してから333日後だったという。そういった説が幾つも上がり、オカルト的な力で守られている建物なのではないかと言われるようになったのだ。
例えば台北101は高さ1671フィート(およそ509メートル)であるが、エッフェル塔の段数も1671段なのだ。あるブロガーはこの発見に対して「偶然で片づけて良い物だろうか?」と読者に疑問を投げつけている。
また他の陰謀論者の間では、近年台北で増える地震は台北101によって引き起こされた物で、実は軍事兵器を搭載しており、その実験を行っている。その裏にはCIAや中国が糸を引いている。とか、台北101はイルミナティのオベリスクの一つだなどと言われている。
7. アメリカ炭疽菌事件にまつわる欺瞞![4_e23]()
アメリカ炭疽菌事件は、2001年9月11日から引き起こされた一連の事件の総称であり、アメリカ国民を恐怖のどん底に落としいれたものだ。9・11同時多発テロに多くの陰謀論が付きまとっているのは周知の事実かも知れないが、この「アメリカ炭疽菌事件」もまた、多くの疑惑に包まれている。
マックマスター大学のグラエム・マックイーン教授は「アメリカ炭疽菌事件」はアメリカ合衆国内部の組織によって引き起こされた物で、9・11同時多発テロと同じ団体が引き起こしているのと主張した。一連の事件はアメリカ国民の他国への敵対心を湧き立たせるための物で、国民の自由を縛り付け、アメリカが他国と戦争を行いやすいようにするための物だったという。
FBIはその後、メリーランド州フォート・デトリックにある、アメリカ陸軍感染症医学研究所に勤務していた、ブルース・エドワード・イビンズという人物を、一連の事件の主犯として逮捕しようとしていたが、この人物は2008年8月1日にアセトアミノフェンのオーバードーズにより自殺した。
彼は以前からうつ病を患っており、精神異常を抱えていたと言う。彼の突然の自殺は陰謀論を信じる多くの人間を湧き立たせ、多くの議論が成された。
ある陰謀論者は「FBIは間違った人物を逮捕しようとしており、それは生物学者のスティーブン・ハットフィルを誤認逮捕しようとしていた事からも垣間見える」と主張している。実際にリチャード・スペーツェルという元イスラエルで働いていたバイオ兵器研究者は「炭疽菌はシリアで作られた痕跡がある」と発言している。
グラハム・マックイーン教授によるとこの陰謀論が真実味を帯びているのは、炭疽菌事件が起こる前、ホワイトハウス内に居る主要人物にシプロという炭疽菌へのワクチンの注射が義務付けられていたからだ。しかし9・11以前から何が起こってもおかしくない状態だったので、炭疽菌へのワクチンを議員たちが受けていたのは不思議な事ではないのかもしれない。
6. バリ島爆発テロ事件![5_e21]()
2002年、インドネシアで起きたバリ島爆発テロ事件には多くの陰謀論が付きまとった。その中で最も有名になったのは、爆発テロが「マイクロ核爆弾」によって引き起こされた物だ、という奇抜な物である。
ある団体によると、この爆発は第二次世界大戦でロンドンに使用されたHE弾、3.63トン分が使用されていたという。問題は3.63トンものHE弾を地下1.5メートルに眠る直径たった30センチのパイプにどうやって詰め込んだかという事である。
バリ島のそこかしこで陰謀論が持ち上がり、多くの人々はCIAやインドネシア軍(TNI)等に懐疑的な目を向けた。タブロイド誌「Rakyat Merdeka」は表紙に「バリ島での爆発テロはアメリカによって仕組まれた物だった!」という見出しを用意し、その裏付けに「ワールドトレードセンターでは一人もユダヤ人が死ななかった、バリ島ではアメリカ人が一人も死ななかった」という点を掲げた。
不可解な陰謀論を更に加熱させる原因を作ったのは他でもない副大統領ハムザ・ハズであった。彼はテレビ放送で国民に向かって「バリ島での爆発テロはムスリムによるものではない」と発表していた。しかし、主犯であるイマム・サムドラが警察に逮捕される時「アラーアクバル(神は偉大だ)」と発した事で国民の安心感は消え去った。その後多くの目撃情報が集められるにつれイスラム過激派に対する疑念は確信へと変わっていった。
5. Y2K(2000年)問題![6_e18]()
2000年1月1日、その日を何事も無く迎えた人々の胸は安心感で溢れていただろう。多くの人間が2000年問題(Y2K問題)こそが20世紀最後の巨大な陰謀論であったと信じていたのだ。
2000年1月、ネット上ではこの大嘘が「新プログラミング言語に遅れを取ったIT企業が最後のあがきで行った策である」と語られていた。またその当時多くの人間がY2K問題で示唆されていたグリッチの多くをハッキングやトロイの木馬等を使用して行える事も指摘されていたのだ。
4. ハリケーン・カトリーナ![7_e17]()
2005年、とある記事が脚光を浴びた。その記事にはアイダホ州のポカテッロという都市に暮らす「スコット・スティーブンス」という気象学者について書かれており、彼はその中で「ハリケーン・カトリーナはKGBの気象学の技術によって生み出され、日本のヤクザ団体によって行われた物だ」と語っていた。
1976年、ロシアでは3~30メガヘルツの音波を地球の磁気から発生させ、竜巻を起こさせる機械を発明しようとしていたという。1980年代、これに成功したロシアは日本のヤクザ団体などにこの装置を売りつけ、ヤクザ団体は広島や長崎での原爆の恨みを晴らす為にこの装置を使用したというのだ。
3. 鳥インフルエンザと豚インフルエンザ![8_e15]()
2008年、インドネシアの厚生大臣シチ・ファディラ・スパリは「世界が変わる時:神が鳥インフルエンザウイルスを仕掛けた」と言う本を出版した。その本の中では「アメリカ合衆国はH5N1型のウイルスを作り、WHOと結託し、ワクチンを作らせる事で多額の利益を得ようとしていた」という陰謀論が展開されている。
スパリ氏は「大国と企業が結託していたのは事実です。なぜならその場に私も居合わせた事があるからです」と語る。これはインドネシアがWHOに対してH5N1型インフルエンザウイルスの被害件数などを報告しなかった事にも裏付けられているという。インドネシア政府は鳥インフルエンザに対し、自国の研究者を近づけなかったそうだ。
インドネシアで豚インフルエンザ研究していた科学者のアミン・スバンドリオはこう語る。「厚生省はウイルスを保管しているラボに誰一人として近づけようとしていません。私達研究者でさえ入る事が出来ないのです」
2009年、チリの新聞「エル・シウダダノ」は「メキシコのH1N1型の豚インフルエンザで果たして「だれ」が得をしたのか」という記事を掲載した。その後、アメリカ防衛相のドナルド・ラムスフェルドが鳥インフルエンザワクチン、「タミフル」を作ったギリアド・サイエンシズ社と関連があった事でこの話は熱を帯びていった。ちなみに時を同じくしてメキシコのインフルエンザ患者が弱ったアメリカ人を狙い、国境を超える事件が頻繁に起こったそうだ。
2. サダム・フセインの大量破壊兵器![9_e13]()
イラクに大量破壊兵器が存在するかどうかを確認できなかったことはアメリカ史上最も大きな失敗であり、ブッシュ政権がいかにアメリカの国民を騙していたかが分かる出来事だった。多くの人が有志連合のミスを純粋に認める事が出来ず、幾つもの陰謀論をたたき出してきた。
2000年代中期からよく見かけた説は「大量破壊兵器はシリアへと横流しされていた」という物である。イラク軍の将軍の一人であるジョージ・サダは2006年のフォックスニュースの取材で「2003年3月に大量破壊兵器はジャンボ747によって移動され、シリアへと向かう貨物船へと乗せられた」と発言したのだ。
しかしこの理論には幾つか不可解な点がある。フセインがアメリカ合衆国に対抗する為の切り札であった大量破壊兵器を単純に明け渡す等無謀な作戦は使わないはずだ。また、イラクのバース党の人々はシリアのバース党の人々を毛嫌いしており、こんな大がかりな移動をアメリカに知られる事無く行う等不可能なのだ。
アメリカ軍のクリス・アレキサンダー将軍はこう語る。「彼の言っている輸送通路では当時アメリカ軍による不朽の自由作戦、サザン・ウォッチ作戦、ノーザン・ウォッチ作戦が行われていました。もし少しでもそんな大がかりな動きがあれば、すぐさま撃ち落とされていたでしょう」
もう一つ、大量破壊兵器輸送に関する陰謀論には「ロシア軍が輸送を手助けした」というものがある。その説では「ロシアはイラクに対して生物兵器の技術や大量破壊兵器の技術的援助をしており、ロシアの部隊スペツナズがその痕跡を消す為に大量破壊兵器を奪還した」というシナリオが用いられている。確かにロシアは2003年頃イラクとの関連を匂わせる証拠を幾つも潰しているが、それらは単純な弾薬や銃器の売買に留まっており、生物兵器・大量破壊兵器等の援助ではなかった。
1. ペンタゴン・ミサイル![10_e16]()
9.11の同時多発テロでは多くの陰謀論が渦巻いたが、同じようにアメリカ国防総省のペンタゴンが被害を受けたボーイング757のハイジャックによるテロは「衝突後に生じた穴は、とても飛行機によってつけられた物だとは思えない」という事から多くの可能性を呼んだ。フランスの作家ティリー・メイッサンはペンタゴンへの攻撃が「米軍の打ったミサイルによるものだ」と信じている一人である。
しかしこの説を否定するメテ・ソゼン工学博士はこう語っている。「飛行機が建物に衝突するとき、アニメのようにそのままの形で穴を残す訳ではありませんからね。ボーイング757はペンタゴンと衝突する時同じくして片翼を地面にこすり、もう片方はペンタゴンの骨組みに耐え切れずに折れたようです。剥がれおちた羽は建物を粉々に砕いた訳です。みなさんが思っているようなそのままの形で穴が開く事は有り得ないのです」
しかもボーイング757のテロ事件の衝突直後の写真は公開されており、そこに居合わせたアリン・E・キルシュマーさんは「あれは絶対に飛行機でした。旅客機のトレードマークも見えたし、ブラックボックスも見つけました。それに、人の身体の一部も見たんですから・・・」と応えている。
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西暦2000年代、世界では色々な事があったが、多くを忘れてしまっている人は多いだろう。Oculus Riftのポルノ問題、ISISのツイッター問題、ドナルド・トランプの共和党大統領候補問題などなど。
そしてまた、「陰謀論」が大きく取りざたされる時代でもあった。ここでは2000年代に話題となった10の陰謀論を見ていくことにしよう。
10. 米艦コール襲撃事件はイスラエルによって引き起こされた
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アメリカ海軍のミサイル駆逐艦コールは2000年10月、イエメンのアデン港で襲撃された。後にこの襲撃はアルカーイダと関連のある団体のメンバーによる自爆テロである事が判明した。自爆テロの犯人が乗っていた船はコールの停泊を手伝おうと装って近づいてきたようだ。
しかしこの話は後にCIAの捜査員であるジョン・オーニールが「攻撃はアルカーイダによる自爆テロというのは嘘で、実際はイスラエルの潜水艦によって発射されたドルフィン級のミサイルによる物である」と暴露した事で大きな波紋を呼んだ。
彼の主張では2000年代に起きたこの事件は、アルカーイダを敵にする事で民衆の評価を得ようとした民主党の手によって偽装された物だと言う。
その後FBIとアメリカ海軍は正式に「攻撃は未然に防げるものではなかった」という発表を行い、アルジャジーラ経由でウサーマ・ビン・ラーディンが犯行声明と自爆テロの勇気ある行動を謳い、褒め称える放送を行った事で陰謀論は下火となっていった。
9. BAEシステムズとコロンビア号空中分解事故
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アメリカ合衆国でコロンビア号空中分解事故が起こる前日、イギリスのBAEシステムズは自らの総資産の25%を保有するアストリウム社をライバル企業であるエアバス・グループ(元EADS)に売り渡し、国防省との20億円の契約で提供していた「パラダイム・セキュアー・コミュニケーション」の利権を終了した。
この事から多くの陰謀論者はNASAとアメリカ、及びにそれに繋がる企業は「事故を前もって知っていたのではないか」という不信感を募らせた。陰謀論によると、アメリカは前もってコロンビア号空中分解事故の可能性をBAEシステムズに伝えており、飛び火に巻き込まれないように、空中工学の利権を対等するヨーロッパに売り渡そうと考えたのではないかと言われている。
その後の検証でコロンビア号の事故は左翼に取り付けられた断熱材の衝突によって引き起こされた物であることが分かり、NASAはこの事実を前もって知っていたのではないかという疑問が持たれた。真実はどうあれ、アストリウム社を買い取ったエアバス・グループはその後長い間不況に陥る事になったのは事実なのだ。
8. 台湾の高層ビル台北101にまつわる陰謀説
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台北101は2004年12月31日に正式に一般開放され、世界で最大の大きさを誇る高層ビルとなった。しかし、オカルトめいた噂が後を絶たない。
あるブログによるとこの高層ビルの一般開放日は、トルコ・コンヤという都市にあった11階建ての高層ビルが崩壊してから333日後だったという。そういった説が幾つも上がり、オカルト的な力で守られている建物なのではないかと言われるようになったのだ。
例えば台北101は高さ1671フィート(およそ509メートル)であるが、エッフェル塔の段数も1671段なのだ。あるブロガーはこの発見に対して「偶然で片づけて良い物だろうか?」と読者に疑問を投げつけている。
また他の陰謀論者の間では、近年台北で増える地震は台北101によって引き起こされた物で、実は軍事兵器を搭載しており、その実験を行っている。その裏にはCIAや中国が糸を引いている。とか、台北101はイルミナティのオベリスクの一つだなどと言われている。
7. アメリカ炭疽菌事件にまつわる欺瞞
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アメリカ炭疽菌事件は、2001年9月11日から引き起こされた一連の事件の総称であり、アメリカ国民を恐怖のどん底に落としいれたものだ。9・11同時多発テロに多くの陰謀論が付きまとっているのは周知の事実かも知れないが、この「アメリカ炭疽菌事件」もまた、多くの疑惑に包まれている。
マックマスター大学のグラエム・マックイーン教授は「アメリカ炭疽菌事件」はアメリカ合衆国内部の組織によって引き起こされた物で、9・11同時多発テロと同じ団体が引き起こしているのと主張した。一連の事件はアメリカ国民の他国への敵対心を湧き立たせるための物で、国民の自由を縛り付け、アメリカが他国と戦争を行いやすいようにするための物だったという。
FBIはその後、メリーランド州フォート・デトリックにある、アメリカ陸軍感染症医学研究所に勤務していた、ブルース・エドワード・イビンズという人物を、一連の事件の主犯として逮捕しようとしていたが、この人物は2008年8月1日にアセトアミノフェンのオーバードーズにより自殺した。
彼は以前からうつ病を患っており、精神異常を抱えていたと言う。彼の突然の自殺は陰謀論を信じる多くの人間を湧き立たせ、多くの議論が成された。
ある陰謀論者は「FBIは間違った人物を逮捕しようとしており、それは生物学者のスティーブン・ハットフィルを誤認逮捕しようとしていた事からも垣間見える」と主張している。実際にリチャード・スペーツェルという元イスラエルで働いていたバイオ兵器研究者は「炭疽菌はシリアで作られた痕跡がある」と発言している。
グラハム・マックイーン教授によるとこの陰謀論が真実味を帯びているのは、炭疽菌事件が起こる前、ホワイトハウス内に居る主要人物にシプロという炭疽菌へのワクチンの注射が義務付けられていたからだ。しかし9・11以前から何が起こってもおかしくない状態だったので、炭疽菌へのワクチンを議員たちが受けていたのは不思議な事ではないのかもしれない。
6. バリ島爆発テロ事件
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2002年、インドネシアで起きたバリ島爆発テロ事件には多くの陰謀論が付きまとった。その中で最も有名になったのは、爆発テロが「マイクロ核爆弾」によって引き起こされた物だ、という奇抜な物である。
ある団体によると、この爆発は第二次世界大戦でロンドンに使用されたHE弾、3.63トン分が使用されていたという。問題は3.63トンものHE弾を地下1.5メートルに眠る直径たった30センチのパイプにどうやって詰め込んだかという事である。
バリ島のそこかしこで陰謀論が持ち上がり、多くの人々はCIAやインドネシア軍(TNI)等に懐疑的な目を向けた。タブロイド誌「Rakyat Merdeka」は表紙に「バリ島での爆発テロはアメリカによって仕組まれた物だった!」という見出しを用意し、その裏付けに「ワールドトレードセンターでは一人もユダヤ人が死ななかった、バリ島ではアメリカ人が一人も死ななかった」という点を掲げた。
不可解な陰謀論を更に加熱させる原因を作ったのは他でもない副大統領ハムザ・ハズであった。彼はテレビ放送で国民に向かって「バリ島での爆発テロはムスリムによるものではない」と発表していた。しかし、主犯であるイマム・サムドラが警察に逮捕される時「アラーアクバル(神は偉大だ)」と発した事で国民の安心感は消え去った。その後多くの目撃情報が集められるにつれイスラム過激派に対する疑念は確信へと変わっていった。
5. Y2K(2000年)問題
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2000年1月1日、その日を何事も無く迎えた人々の胸は安心感で溢れていただろう。多くの人間が2000年問題(Y2K問題)こそが20世紀最後の巨大な陰謀論であったと信じていたのだ。
2000年1月、ネット上ではこの大嘘が「新プログラミング言語に遅れを取ったIT企業が最後のあがきで行った策である」と語られていた。またその当時多くの人間がY2K問題で示唆されていたグリッチの多くをハッキングやトロイの木馬等を使用して行える事も指摘されていたのだ。
4. ハリケーン・カトリーナ
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2005年、とある記事が脚光を浴びた。その記事にはアイダホ州のポカテッロという都市に暮らす「スコット・スティーブンス」という気象学者について書かれており、彼はその中で「ハリケーン・カトリーナはKGBの気象学の技術によって生み出され、日本のヤクザ団体によって行われた物だ」と語っていた。
1976年、ロシアでは3~30メガヘルツの音波を地球の磁気から発生させ、竜巻を起こさせる機械を発明しようとしていたという。1980年代、これに成功したロシアは日本のヤクザ団体などにこの装置を売りつけ、ヤクザ団体は広島や長崎での原爆の恨みを晴らす為にこの装置を使用したというのだ。
3. 鳥インフルエンザと豚インフルエンザ
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2008年、インドネシアの厚生大臣シチ・ファディラ・スパリは「世界が変わる時:神が鳥インフルエンザウイルスを仕掛けた」と言う本を出版した。その本の中では「アメリカ合衆国はH5N1型のウイルスを作り、WHOと結託し、ワクチンを作らせる事で多額の利益を得ようとしていた」という陰謀論が展開されている。
スパリ氏は「大国と企業が結託していたのは事実です。なぜならその場に私も居合わせた事があるからです」と語る。これはインドネシアがWHOに対してH5N1型インフルエンザウイルスの被害件数などを報告しなかった事にも裏付けられているという。インドネシア政府は鳥インフルエンザに対し、自国の研究者を近づけなかったそうだ。
インドネシアで豚インフルエンザ研究していた科学者のアミン・スバンドリオはこう語る。「厚生省はウイルスを保管しているラボに誰一人として近づけようとしていません。私達研究者でさえ入る事が出来ないのです」
2009年、チリの新聞「エル・シウダダノ」は「メキシコのH1N1型の豚インフルエンザで果たして「だれ」が得をしたのか」という記事を掲載した。その後、アメリカ防衛相のドナルド・ラムスフェルドが鳥インフルエンザワクチン、「タミフル」を作ったギリアド・サイエンシズ社と関連があった事でこの話は熱を帯びていった。ちなみに時を同じくしてメキシコのインフルエンザ患者が弱ったアメリカ人を狙い、国境を超える事件が頻繁に起こったそうだ。
2. サダム・フセインの大量破壊兵器
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イラクに大量破壊兵器が存在するかどうかを確認できなかったことはアメリカ史上最も大きな失敗であり、ブッシュ政権がいかにアメリカの国民を騙していたかが分かる出来事だった。多くの人が有志連合のミスを純粋に認める事が出来ず、幾つもの陰謀論をたたき出してきた。
2000年代中期からよく見かけた説は「大量破壊兵器はシリアへと横流しされていた」という物である。イラク軍の将軍の一人であるジョージ・サダは2006年のフォックスニュースの取材で「2003年3月に大量破壊兵器はジャンボ747によって移動され、シリアへと向かう貨物船へと乗せられた」と発言したのだ。
しかしこの理論には幾つか不可解な点がある。フセインがアメリカ合衆国に対抗する為の切り札であった大量破壊兵器を単純に明け渡す等無謀な作戦は使わないはずだ。また、イラクのバース党の人々はシリアのバース党の人々を毛嫌いしており、こんな大がかりな移動をアメリカに知られる事無く行う等不可能なのだ。
アメリカ軍のクリス・アレキサンダー将軍はこう語る。「彼の言っている輸送通路では当時アメリカ軍による不朽の自由作戦、サザン・ウォッチ作戦、ノーザン・ウォッチ作戦が行われていました。もし少しでもそんな大がかりな動きがあれば、すぐさま撃ち落とされていたでしょう」
もう一つ、大量破壊兵器輸送に関する陰謀論には「ロシア軍が輸送を手助けした」というものがある。その説では「ロシアはイラクに対して生物兵器の技術や大量破壊兵器の技術的援助をしており、ロシアの部隊スペツナズがその痕跡を消す為に大量破壊兵器を奪還した」というシナリオが用いられている。確かにロシアは2003年頃イラクとの関連を匂わせる証拠を幾つも潰しているが、それらは単純な弾薬や銃器の売買に留まっており、生物兵器・大量破壊兵器等の援助ではなかった。
1. ペンタゴン・ミサイル
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9.11の同時多発テロでは多くの陰謀論が渦巻いたが、同じようにアメリカ国防総省のペンタゴンが被害を受けたボーイング757のハイジャックによるテロは「衝突後に生じた穴は、とても飛行機によってつけられた物だとは思えない」という事から多くの可能性を呼んだ。フランスの作家ティリー・メイッサンはペンタゴンへの攻撃が「米軍の打ったミサイルによるものだ」と信じている一人である。
しかしこの説を否定するメテ・ソゼン工学博士はこう語っている。「飛行機が建物に衝突するとき、アニメのようにそのままの形で穴を残す訳ではありませんからね。ボーイング757はペンタゴンと衝突する時同じくして片翼を地面にこすり、もう片方はペンタゴンの骨組みに耐え切れずに折れたようです。剥がれおちた羽は建物を粉々に砕いた訳です。みなさんが思っているようなそのままの形で穴が開く事は有り得ないのです」
しかもボーイング757のテロ事件の衝突直後の写真は公開されており、そこに居合わせたアリン・E・キルシュマーさんは「あれは絶対に飛行機でした。旅客機のトレードマークも見えたし、ブラックボックスも見つけました。それに、人の身体の一部も見たんですから・・・」と応えている。
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☆よう、考え付いたもんじゃ!
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