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自然に還る、養分になる。環境に優しい8つの埋葬方法

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 自分が死んだ後は自然に還りたい。焼骨したら骨を海にまいてほしい、遺体をそのまま植物の肥料にしてほしいと願っている人もいるだろう。
 実際に一般的な遺体の処理方法である火葬や土葬は環境には大きな負担となる。
 アメリカの葬儀会社の試算によると、火葬1回につき車の運転800キロ分のガスと電力が消費される。これによって排出される二酸化炭素は110キロだ。
 日本ではほぼ行われていないが、アメリカでは現在でも主流となっている土葬の場合、棺桶とその装飾物に含まれる化学物質による土壌汚染が懸念されている。
 最近では、環境への負荷を考慮したエコフレンドリーな埋葬方法が次々と登場している。ここではすでに紹介したものも含めて、自然にやさしい7つの埋葬方法を見ていくことにしよう。

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1. キノコ葬スーツ
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  Coeio社のキノコ葬スーツはは頭のてっぺんからつま先までキノコの胞子が縫い込まれている。それらはやがて遺体を食ってしまう。キノコは特別に人間の遺体組織を貪るよう開発されたものだ。
 火葬の場合、人体に含まれる毒物は大気に放出される。しかしこのキノコはそうした毒物を吸収・分解除去(マイコレメディエーション)してくれる。
 組織が分解されると、キノコは人体の栄養を土壌に張り巡らされた菌類ネットワークに送り込み、これを経由して樹木に吸収される。つまりあなたの最後の行為は森を育む可能性があるということだ。緑を愛する人には魅力的な選択ではないだろうか。
2. 水葬
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 アルカリ加水分解を利用した埋葬法で、遺体は95パーセントが水、5パーセントが水酸化カリウムや水酸化ナトリウムで構成された溶液を満たしたステンレス容器に安置される。ここを170度以上に熱すると、遺体は大地や水中に残された遺体と同じように分解される。
 ただし、自然環境では数ヶ月かかるプロセスが、水葬ならものの20時間ほどで完了する。最終的には遺骨のみが残るので、これを挽いて白く輝く粉にする。
 遺族は骨粉を持ち帰り、それをどこかに撒くなり、生分解性の骨壷に入れて埋葬するなりすればいい。これによって発生する二酸化炭素は、従来の火葬の5分の1程度である。2017年末にカリフォルニア州で認可され、他の州も加わりつつある。
3. ボディファーム
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 1970年代初頭、人類学者のウィリアム・ベースは、自然環境における人体の腐敗プロセスを知りたいと考えた。
 そこで献体を用いて、法医学研究ファームを作り、様々な条件において遺体が腐敗し分解される過程を研究することにした。
 沼地で死んだ人はどうなるのか? ウジ虫やカラスに食われたら? そうした夢に出そうな状況を叶えたいなら、ボディファームを訪れるといい。

 テキサス州立大学には米国最大のボディファームがある。ここは犯罪科学や死亡学研究のメッカで、死後の微生物叢を調べることで正確な死亡時刻を特定する「微生物時計」など、重要な発見がなされてきた。
 あなたが望むなら、自分の遺体を寄付して、今後の研究に貢献することもできる。現在、米国では7つのボディファームが運営されている。
4. 鳥葬
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 チベットなどでは、仏教徒による葬式は功徳を積むためのものだ。遺体を山に安置し、そこでハゲワシに食べさせる。こうすることで生きている間に世界から頂いたものをお返しするのである。
 死者に肉体という最大のくびきを捨てさせて、来世に転生しやすくするとも考えられている。このような儀式的な意味合いは別にしても、木材や埋葬地の不足(岩場だらけで、掘ることが難しい)を考えれば、現実的なメリットもある。
5. 緑葬
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 緑葬はいくつか重要な点を除けば、自然な埋葬とさして変わらない。防腐処理剤のような有毒な化学物質は一切使われない。
 墓はしばしば人力で掘られるが、これは専門業者に頼むことも、遺族が自らやることもできる。セメントで区画を作ることもない。ただ生分解する棺に遺体を入れるか、あるいはそのまま布に巻いて埋めるだけだ。
 後は自然の作用で腐敗し、地に還るのを待つ。緑葬地の多くは、野生生物の保護区としても機能しており、動物や固有植物などが繁栄している。遺族はそうした生きた草花で墓地を飾ることもできる。
 環境に優しい以外にも、高価な棺や防腐処理代がかからず安いというメリットもある。料金は地域によって異なるが、アンダーテイキングLAという葬儀会社によれば、ロサンゼルスでは墓地抜きでも平均90万円以上かかる葬儀費用が、緑葬なら墓地込みで80万円未満に抑えることが可能だという。
References:undertakingla
6. 海葬
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 海を愛する人なら、死後は海に還りたいと望むかもしれない。水に溶ける骨壷はいくつも市販されているが、アメリカ沿岸の特定の海域では遺体を丸ごと海に葬ることもできる。
 海底に専用の棺を沈めるやり方もあるが、ニューイングランドベリアル社が提供する手縫いの埋葬布を使用する埋葬法のように、もっと環境に(ついでに懐にも)優しいものもある。
 こちらでは船を1日チャーターして、遺族とともに葬儀を行い、海に遺体を投げ入れるサービスもある。またエターナルリーフス社では、環境に優しいコンクリートと荼毘に付した遺骨で海洋生物を育む人工サンゴを作るというサービスを提供している。船乗りたちなら神聖な安住の地となるだろう。
References:newenglandburialsatsea
7. 遺体を堆肥に。堆肥化葬
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 遺体の堆肥化葬は、法律の認可さえ下りれば未来の緑葬になるかもしれない。シアトル在住の
カトリーナ・スペード氏がアイデアを閃いたのは2012年のこと。彼女は遺体を堆肥にして自然なやり方で土に還そうと考えた。
 家畜の糞から堆肥を作ることは昔からやられてきた。ウッドチップと湿気と風があれば、天然の腐敗プロセスが促進され、栄養豊かな土壌に変えることができる。現在、ワシントン州立大学では、スペード氏に共感した高齢者や終末医療患者が約束した献体を用いてパイロットプロジェクトを行っている。
 仮に認可が下りれば、遺族は葬儀を執り行いながら遺体を容器に入れ、そこにウッドチップを敷き詰めつつ、故人に別れを告げるといったことが可能になる。30日後、1立米程度の土壌になった遺体を回収。後はそれを自宅に持ち帰って、庭にでも撒けばいい。
References:ted.com
8.泥炭湿地保存でミイラになるという手も
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 アイルランドの泥炭(ピート)湿地に沈んだ人は完璧に保存される。変な色に染められてはしまうが、実に何世紀も保つ。その理由は、ピートが作り出すpHにある。
 水葬のアルカリ溶液は遺体を急激に溶解させるが、湿地の酸は酢と同じくらいのpHになるため、ピクルス液のように遺体を保存するのである。
 なんと紀元前8000年にも遡れる遺体まで発見されているのだ。ミズゴケを腐敗させると「スファグナン(Sphagnan)」というポリマーができるのも、主にそれを窒素に結びつけ、微生物の成長を遅くするこの現象のおかげだ。
 ピートのタンニンのせいで遺体が革のような色合いになってしまうのが玉に瑕だろうか。それさえ気にならなければ、故人の思い出をこのような方法で保存しておく方法もあるかもしれない。

References:smithsonianmagAll/

 日本の場合、もともとは「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない」という定めがあったが、1991年、「葬送のための祭祀として節度をもって行われる限り遺骨遺棄罪に該当しない」と発表され、散骨であれば法律違反ではなくなった。
 ただし遺骨は原型をとどめることなく粉末状にし、散骨場所も迷惑になるような場所で行ってはならないなど節度が求められている。
 だが土葬が主流だった時代から火葬となったように、今後埋葬のレギュレーションは多様化してくる可能性がある。環境にやさしく、なおかつ自分が納得できる埋葬スタイルを選びたいものだ。

☆俺はミイラになるになるのがいいなぁ!

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