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嫌いな人は多いけど実はヒーローだったりする、ウジ虫に関する15の事実

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 生理的に無理ゲーな人は大丈夫な人よりもかなり大多数を占めるはずだ。腐った食べ物や道路脇の死骸にうごめくウジ虫は不快感の象徴的存在である。

 しかし、そんなウジ虫でも自然界の隠れたヒーローなのだ。バクテリアやのほかの虫と同様、死んだものを素早く分解するのはもちろんのこと、犯罪を解決したり、傷を治したり、さまざまな利点をもたらしてくれる。

 もちろん、すべてのウジ虫がすばらしい活躍をするわけではない。中には作物を食い荒らしてしまう害虫もいるが、かといって、どこへいっても忌み嫌われる不当な濡れ衣をきせられるいわれはない。次の15の事実を聞いたら、今度ウジ虫がのたうつ様子を見て気持ち悪くなっても、彼らが実際はどんなに驚くべき生き物かを思い出すだろう。

1. ウジ虫のライフサイクルはとても力強い
 ハエは子孫のいい食料となるさまざまなものに卵を産みつけるので、卵が孵ると幼虫はすぐにごちそうにありつくことができる。数日間、彼らは食べ、排泄し、成長する。ときに脱皮することもある。

 この時点でウジはサナギになる。つまり、適度に乾燥した場所にはいずっていって、動かなくなり、黒い殻を作るのだ。蛹の中でぷよぷよした塊から立派な成虫に変身する。およそ10日でサナギを破って、おなじみのハエの姿で登場し、さっそく俊敏に動き回って交尾をし、また命をつないでいく。


2. ウジ虫は大食漢
 ウジ虫には足がない。体の前についている鉤のついた口で腐肉をつかんでガツガツ食べる。その旺盛な食欲にもかかわらず、彼らには高度な消化器官がない。そのため、彼らは遺骸や腐った食べ物の中を動き回って消化酵素を含む粘液を分泌し、消化の助けにしている。


3. 共食いをするウジ虫もいる
 2013年、ローザンヌ大学の研究者が、通常は草食のはずのミバエのウジが、実際には共食いする傾向があるという研究報告を発表した。

 傷ついたウジが、大食漢のウジにとって格好のエサになることはあるが、なぜ、植物しか食べない種が共食いをするのか、明確な答えはない。ウジ虫の調査研究が進めば、共食いについての基本的な進化の疑問に答えが出る助けになるかもしれない。


4. ウジ虫は多くの熱を発する
 ウジ虫は集団で食事をする。分泌する消化液やうごめきによって実際に熱が発生し、周囲の温度を上げる。温度が上がりすぎると涼しい場所に撤退して、うまいこと調整している。ウジ虫をひとところに閉じ込めてそのままにしておくと、温度が上がり過ぎて死んでしまうという。その温度は40℃~50℃の間らしい。


5. ウジ虫は光とにおいに反応する
 ウジ虫はそれほど高度な生き物ではないが、特定のにおいを嗅ぎとることもできるし、光にも反応する。ミバエのウジは視力は良くないが、bolwig 器官という目に似た光受容器をもっていて、明るさがわかるようになっている。最近の研究で、体に沿って光を感じる細胞があることもわかった。この両者が、ウジにとって致命的になる強烈な光から彼らを守っている。

 さらに、ウジ虫の嗅覚に関する研究をしている、イギリス、マンチェスター大学の生物学者マシュー・コブによると、ウジ虫のにおい受容器ニューロンは、ハエの1300、もっと複雑なネズミや人間のような動物の数百万に比べると、わずか21だという。にもかかわらず、ウジ虫は驚くほどさまざまなにおいを嗅ぎ分けることができるらしい。


6. 人はウジ虫はどこからともなく自然発生的にわいてくるものと思っている
 18世紀以降、科学は発展を続けてきたが、当時は一般的に、生命は無機物から発展したという自然発生説が受け入れられていた。

 だが、それよりも2世紀あまりも前の1668年、イタリアの医師フランチェスコ・レディがローテクだが、効果的な実験で、この説を反証した。

 レディはウジがハエになり、それが卵を産んで、ウジになるのを実際に見せた。覆いをしないでそのまま放置した肉だけに、ハエが飛んできて卵を産み、ウジがわくのを観察したのだ。


7. ウジ虫が犯罪を解決する助けになることもある
 お気に入りの犯罪ドラマからもわかるように、被害者の死亡時刻の特定が殺人捜査の要となる。ハエがやってきて、卵を産みつけ、ウジによる遺体の分解が始まるコロニー形成の時間が、法医昆虫学者がより正確な死亡時刻を割り出すのに役立つ。

 ハエの種類によっては、成虫が飛んできて卵を産みつけるのに、ほんの数分しかかからない場合もある。どんな種類のハエがいるのかを観察し、その子どもであるウジの状態(日齢)を見ることで、死後どれくらい時間がたっているのかを最短で特定することが可能だ。


8. ウジ虫が命を救うこともある
 驚くことに、傷を治したり、感染を抑えたりするウジもいる。いわゆるマゴットセラピー(MDT)は、昔からあった治療法だ。戦場で負傷した兵士の傷口にウジがわいたほうが治りが早いことは、何世紀も前から観察されていた。

 整形外科医のウィリアム・ベアは、第一次世界大戦のときにこれを自身で確認し、1929年に革新的な研究を発表して、骨髄炎の子どもたちや軟組織の怪我は、マゴットセラピーで治療することができることを示した。

 その後、多くの医師たちがマゴットセラピーを採用したが、抗生物質が開発されてから、完全に滅菌状態でウジを成長させる難題もあって、この治療法は廃れていった。しかし近年、抗生物質が効かないケースが増え、壊疽を引き起こす糖尿病のような慢性疾患が増加するにあたって、マゴットセラピーが見直され始めている。

9. 医療用ウジ虫はFDAに認可された医療機器
 壊疽治療に使われるウジ虫は、それ専用に腐肉で育てられる。彼らはバクテリアにやられて死んだ傷口の組織をきれいにする。すると健康な組織が残って傷がふさがる。さらに、ウジ虫が人体の免疫機能の反応を一部止めることで、炎症を抑えることができる。

 ウジ虫が人の免疫システム内に作用するなどとは、ピンとこないかもしれないが、彼らが過剰な免疫反応を引き起こすタンパク質を分解する粘液を分泌することはわかっている。免疫システムの過剰反応は、慢性的な炎症につながる可能性があり、これが治癒を遅らせ、感染症を増加させる。

 2004年、アメリカの食品医療品局(FDA)は、医療用ウジ虫の使用を正式に認めた。一般的には、ウジが逃げ出して体内に入ったりしないように、小さな浸透性のある袋に入れて患部に直接あてがって使用する。


10. ウジ虫は堆肥を作るのに役立つ
 真夏に長いことゴミを出しそびれてしまうと、ゴミ箱の蓋を開けたとたん、先週の生ゴミにウジがうごめているのを見て、思わずひいてしまうかもしれない。しかし、実際には彼らは栄養分たっぷりの堆肥を作るのに最適な助っ人なのだ。

 アメリカミズアブは、特に早食いで知られる。生ゴミでも動物の遺骸でも、有機物の中をずんずんと進み、その処理能力があまりにもスピーディなので、バクテリアがつけ入る隙を与えない。そのため、バクテリアが発する悪臭をシャットダウンすることができる。さらに嬉しいことに、彼らが群れで働いてくれると堆肥も臭わない。


11. ウジ虫は儲かる
 コロラド州から南アフリカまで、ウジ虫市場は盛況だ。ウジ虫が魚の乱獲に歯止めをかけるのに一役かっているからだ。現在、商業用の鶏や豚、魚にやるエサのタンパク質のほとんどは、イワシやニシンなどの海の魚でまかなっているが、乱獲気味で多くは破綻しつつある。

 ほかの海の生物はこうした小さな魚をおもな食料源としているため、大きな問題になっているのだ。そこで、家畜のエサを魚で供給するのをやめるとなると、将来有望なのがこのウジ虫というわけだ。

 ウジ虫農場では、メスのアメリカミズアブ一匹につき500個の卵を産む。ここから生まれたウジ虫の軍団が旺盛な食欲で生ゴミの山をあっと言う間に食べ尽くしていく。

 丸々太ったウジ虫が蛹になると収穫時だ。粉砕して乾燥させ、家畜のエサの中に投入される。海洋生物を守ることができるだけでなく、生ゴミの量も減り、メタンガスの発生や水質汚染も抑えることができて、まさにいいとこだらけだ。


12. サルディーニャ島ではウジ虫チーズが珍味
 地中海にあるサルディーニャ島のカース・マルツゥというヒツジのチーズは、出だしはヒツジのミルクから作るペコリーノと同じ作り方をする。だが、寝かせる段階で3週間目に入ったあたりで上の部分を切り落とし、そのにおいでチーズバエをおびき寄せて、卵を産ませる。

 数週間後、ウジ虫が孵り、強烈なにおいのするチーズの中で働き始める。ここでいわゆる魔法のようなことが起きる。ウジ虫は例のごとく、消化酵素を出しながらチーズを分解していくが、これがこのチーズの歯触りや味に絶妙な魔法をかける。そしてここが食べごろだ。

 カース・マルツゥの味は、ゴルゴンゾーラかイギリスのスティルトンチーズに似ているという。EUでは、このチーズは法律で禁止されているが、島の農家ではいまだに昔ながらのやり方で作っている。


13. ウマバエのウジを自らの体内で飼育した科学者
 中南米の熱帯地方では、よくウマバエが蚊に卵を産みつける。この蚊が人間を刺すと、媒介された卵が温かな体温で孵り、小さなウジ虫が皮膚の奥深くに入り込んで寄生する。

 小さな棘状のものを発達させてしっかりしがみつき、鎮痛剤のようなものを分泌するので、その存在を宿主に気づかれることはあまりない。

 ハーバード大学の昆虫学者ピョートル・ナスカレツキーは、ベリーズでそんなウマバエのウジをわざと体内に入れて、その経過を映像で記録した。初めてではなかったので、彼にはどういう事態になるかはわかっていて、自身のブログで、2匹のウマバエのウジを自分の皮膚で飼育することにしたと宣言した。数週間の間にウジはピーナツくらいの大きさに成長し、彼の体を出入りしながら、変態して蛹になった。

 ナスカレツキーは、ウジ虫が皮膚から出てくると写真や動画を撮り、ハエになる過程を記録した。胃が丈夫なら、この動画をどうぞ。


14. 尻尾をもつウジ虫がいる
 淀んだ池や湖、下水などのひどく汚れた水の中で生きることができるオナガウジは、長い尾を持っていることから、この名がある。この長い尾がシュノーケリングのチューブのような役目を果たすため、水中でも息ができる。彼らはナミハナアブの幼虫で、このハエはミツバチに似ているツリアブとしても知られる。

 このウジ虫の外皮は固く、汚水にいるバクテリアから身を守ることができる。最近、彼らの体の表面がナノピラーと呼ばれる棘状の突起で覆われていることがわかり、これが水中のバクテリアを寄せつけないようにしていると考えられる。

 研究者たちは、この外皮がバクテリアの感染を抑えていることが、ほかの生物が住めないような汚い水の中で、このウジ虫が生き延びることができる理由だという仮説をたてている。


15. 寄生ウジ虫がガラパゴス諸島の鳥たちに大損害を与えている
 ガラパゴス諸島では、Philornis downsiという寄生バエのウジが、この島にしかいない鳥たちを脅かしている。有名なダーウィンのマングローグフィンチを含む少なくとも16~20種の固有種が、このハエのせいでトラブルにみまわれている。

 このハエは、鳥の巣に数百個の卵を産みつけ、孵ったウジ虫がヒナの体内に入り込んで血を吸ってしまう。ヒナは死んでしまい、ウジ虫はその遺骸をエサにする。

 研究者たちは、Philornis downsiを島から根絶するために、生殖能力のないオスのハエを導入した。これらオスがメスと交配しても卵は生まれないため、ハエの数を減らすことができるはずだ。

via:15 Facts About Maggots

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