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家には人ならざらぬ超自然的なモノが住み着いているという概念は世界各地に伝わっているようだ。その精霊たちは、幸運を約束してくれる半面、機嫌を損ねると災いを運んでくると言われている。彼らの要求をちゃんときいてあげないと、物がなくなったり、皿が壊れたり、不幸な未来が待ちうけるという結果になりかねない。
古代ギリシャのかまどの女神ヘスティアから、イングランド北部のホブまで、古今東西、人間と家に憑く精霊の関係が歴史に残されている。
年末年始の準備をしているこの時期、家を守ってくれる精霊たちを怒らせないためのコツを知っておこう。
ドモヴォーイ(スラブ地方)
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スラブ地方の伝説が起源で、毛むくじゃらの小さな精霊。それぞれの家には特定のドモヴォーイがいて、たいてい戸口やストーブの下、かまどの中に棲んでいるという。もともとは家を守る家長の精霊と考えられていた。
子どもくらいの背丈で、長く白い髭を生やした小さな老人の姿をしていて、その家族の先祖、または現在の家長の姿を映しているという。ネコやイヌ、ヘビなどの動物の姿をしていることもある。
ドモヴォーイを怒らせないためには、皿を洗い、片付けて、食べかすを残さないなど、家の中をきれいにしておかなくてはならない。さもなければ、彼のために小さなテーブルを用意する。
ドモヴォーイが満足すれば、夜に出てきて家や庭の雑事をやってくれる。しかし、ドモヴォーイが家の状態や待遇に不満をもったら、疫病神に変わってしまう。些細な物を盗んだり、家にある物を壊したり、家族の眠りを妨げたり、あらゆる困ったことをしでかす。
コチハルチア(フィンランド)
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ハルチアとしても知られる精霊で、人や物を守る。特に家のケアをする。小さなエルフの姿をしていて、その気質によって、協力者になったり、いたずら者になったりする。
屋根裏や納屋に棲んでいると言われていて、そこに住む家族を守る。家のほかの場所、例えばサウナを守るほかのハルチアとも密接に関係している。
トラスグ(スペイン)
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スペイン北部地方が発祥。家の雑用をやってくれるが、いたずら好きな精霊。もっと暴力的で悪意のあるイングランドの悪鬼レッドキャップと似ているが、トラスグはほかの家憑き精霊よりも茶目っ気がある。
赤いマントを着て、赤い帽子をかぶった小さく華奢なエルフで、足をひきずっていて、左手に穴があいている。角が生えていることもある。
トラスグには、少量の食べ物と煙突のそばなどの温かい寝床を与えてあげなくてはならない。満足すれば、洗濯などの家の雑事をやってくれるが、放っておかれると、物を動かして隠したり、皿を割ったり、散らかしたりするという。
トラスグを追い払うには、穴のあいた手で穀物を拾わせるなど、不可能な仕事を与えることだ。やる気をなくして出ていくという。
ホブゴブリン(イングランド北部)
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もっともよく知られるタイプの家憑き精霊。ハリーポッターに出てくるドビーはまさにこのホブゴブリン。さまざまなタイプがいて、店舗や農場に棲みついて仕事を手伝ったり、特に家や家族と関わりをもたない者もいる。
ハリポタのドビーのように、見た目は発育不良のエルフのようで、おもに夜に現れて雑用を手伝うが、その場面を見られるのを嫌う。
家に憑くホブゴブリンはおおむね善良な存在だが、彼らが嫌がることは、仕事の報酬をもらうことだ。家の主人が彼らに衣服を与えようとすると、怒って出て行ってしまい、どんな褒め言葉も侮辱と受け取り、姿を消してしまう。黙って仕事をさせておけば、すべてがうまく収まるという。
座敷童(日本)
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主に岩手県に伝えられる精霊的な存在。座敷または蔵に住む神と言われ、家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどの伝承がある。
たいていは、座敷童の姿は見えない。現われるときは小さな子どもの姿だが、子どもの前にしか出てこないという説もある。大人や家の主人の前に現われるときは、その家を去ろうとしているときで、それは、その家に悲運と破壊が迫っている兆しだと言われている。彼らに出ていかれて悲運に身をさらさないためにも、そのいたずらには目をつぶるのが一番いい。
座敷童は、古くて立派な家に棲みつく傾向がある。誰もいない部屋で音をたてたり、きちんとひいてある布団を乱したりといったいたずらをするのが好きだ。こうした悪ふざけをしても、基本的に彼らは邪悪な霊ではない。座敷童がその家に棲みついていることは、たいていは幸運の証なのだ。
ガヴィージャ(リトアニア)
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リトアニアの伝説から生まれたガヴィージャは破壊的な家憑き精霊だ。かまどの女神であるガヴィージャは、善行を行うかまどの神よりも、火の化身に近い。
ガヴィージャは、赤い服を着た女性の姿で現れるが、ネコや雄鶏の場合もある。ガヴィージャに敬意を払うには、家の火種を適切に維持すればいい。完全に火を消したければ、純水を使って消すのが賢明で、それ以外の液体では女神の怒りをかうかもしれない。
ガヴィージャを怒らせると、あちこち徘徊するといわれている。つまり、自分の家から火が燃え広がるということだ。彼女をうまく宥めることは、家が焼け落ちないようにするということなのだ。
via:How to Appease Household Spirits Across the World
☆なだめる方法があったとは、知らなんだ!
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家には人ならざらぬ超自然的なモノが住み着いているという概念は世界各地に伝わっているようだ。その精霊たちは、幸運を約束してくれる半面、機嫌を損ねると災いを運んでくると言われている。彼らの要求をちゃんときいてあげないと、物がなくなったり、皿が壊れたり、不幸な未来が待ちうけるという結果になりかねない。
古代ギリシャのかまどの女神ヘスティアから、イングランド北部のホブまで、古今東西、人間と家に憑く精霊の関係が歴史に残されている。
年末年始の準備をしているこの時期、家を守ってくれる精霊たちを怒らせないためのコツを知っておこう。
ドモヴォーイ(スラブ地方)
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スラブ地方の伝説が起源で、毛むくじゃらの小さな精霊。それぞれの家には特定のドモヴォーイがいて、たいてい戸口やストーブの下、かまどの中に棲んでいるという。もともとは家を守る家長の精霊と考えられていた。
子どもくらいの背丈で、長く白い髭を生やした小さな老人の姿をしていて、その家族の先祖、または現在の家長の姿を映しているという。ネコやイヌ、ヘビなどの動物の姿をしていることもある。
ドモヴォーイを怒らせないためには、皿を洗い、片付けて、食べかすを残さないなど、家の中をきれいにしておかなくてはならない。さもなければ、彼のために小さなテーブルを用意する。
ドモヴォーイが満足すれば、夜に出てきて家や庭の雑事をやってくれる。しかし、ドモヴォーイが家の状態や待遇に不満をもったら、疫病神に変わってしまう。些細な物を盗んだり、家にある物を壊したり、家族の眠りを妨げたり、あらゆる困ったことをしでかす。
コチハルチア(フィンランド)
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ハルチアとしても知られる精霊で、人や物を守る。特に家のケアをする。小さなエルフの姿をしていて、その気質によって、協力者になったり、いたずら者になったりする。
屋根裏や納屋に棲んでいると言われていて、そこに住む家族を守る。家のほかの場所、例えばサウナを守るほかのハルチアとも密接に関係している。
トラスグ(スペイン)
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スペイン北部地方が発祥。家の雑用をやってくれるが、いたずら好きな精霊。もっと暴力的で悪意のあるイングランドの悪鬼レッドキャップと似ているが、トラスグはほかの家憑き精霊よりも茶目っ気がある。
赤いマントを着て、赤い帽子をかぶった小さく華奢なエルフで、足をひきずっていて、左手に穴があいている。角が生えていることもある。
トラスグには、少量の食べ物と煙突のそばなどの温かい寝床を与えてあげなくてはならない。満足すれば、洗濯などの家の雑事をやってくれるが、放っておかれると、物を動かして隠したり、皿を割ったり、散らかしたりするという。
トラスグを追い払うには、穴のあいた手で穀物を拾わせるなど、不可能な仕事を与えることだ。やる気をなくして出ていくという。
ホブゴブリン(イングランド北部)
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もっともよく知られるタイプの家憑き精霊。ハリーポッターに出てくるドビーはまさにこのホブゴブリン。さまざまなタイプがいて、店舗や農場に棲みついて仕事を手伝ったり、特に家や家族と関わりをもたない者もいる。
ハリポタのドビーのように、見た目は発育不良のエルフのようで、おもに夜に現れて雑用を手伝うが、その場面を見られるのを嫌う。
家に憑くホブゴブリンはおおむね善良な存在だが、彼らが嫌がることは、仕事の報酬をもらうことだ。家の主人が彼らに衣服を与えようとすると、怒って出て行ってしまい、どんな褒め言葉も侮辱と受け取り、姿を消してしまう。黙って仕事をさせておけば、すべてがうまく収まるという。
座敷童(日本)
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主に岩手県に伝えられる精霊的な存在。座敷または蔵に住む神と言われ、家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどの伝承がある。
たいていは、座敷童の姿は見えない。現われるときは小さな子どもの姿だが、子どもの前にしか出てこないという説もある。大人や家の主人の前に現われるときは、その家を去ろうとしているときで、それは、その家に悲運と破壊が迫っている兆しだと言われている。彼らに出ていかれて悲運に身をさらさないためにも、そのいたずらには目をつぶるのが一番いい。
座敷童は、古くて立派な家に棲みつく傾向がある。誰もいない部屋で音をたてたり、きちんとひいてある布団を乱したりといったいたずらをするのが好きだ。こうした悪ふざけをしても、基本的に彼らは邪悪な霊ではない。座敷童がその家に棲みついていることは、たいていは幸運の証なのだ。
ガヴィージャ(リトアニア)
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リトアニアの伝説から生まれたガヴィージャは破壊的な家憑き精霊だ。かまどの女神であるガヴィージャは、善行を行うかまどの神よりも、火の化身に近い。
ガヴィージャは、赤い服を着た女性の姿で現れるが、ネコや雄鶏の場合もある。ガヴィージャに敬意を払うには、家の火種を適切に維持すればいい。完全に火を消したければ、純水を使って消すのが賢明で、それ以外の液体では女神の怒りをかうかもしれない。
ガヴィージャを怒らせると、あちこち徘徊するといわれている。つまり、自分の家から火が燃え広がるということだ。彼女をうまく宥めることは、家が焼け落ちないようにするということなのだ。
via:How to Appease Household Spirits Across the World
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