おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!
![0_e19]()
私たちの命や宇宙全体でさえも司る存在はいるのだろうか? 様々なSF作品のテーマにもなっている”高次元”に妄想を膨らまし、思いをはせたことがある人もいるだろう。
だが科学の世界でも、高次元の存在を示唆するかもしれない常識を吹き飛ばしてしまうような研究がある。
10. 宇宙は存在しないはずだった?![1_e20]()
ある研究によれば、宇宙は1秒以上存在できないはずだった。例えば、ビッグバンでは等量の物質と反物質を作り出し、互いに打ち消しあうはずだ。それなのにわずかに物質の量が多く、現在の宇宙が存在する。これをきちんと説明することはできない。
別の理論では、宇宙はヒッグス場にあり、粒子に質量が与えられると説明される。そして大きなエネルギー場が宇宙の存在を許さないより深い場に落ちることを防いでいる。しかし、物理の標準理論が正しければ、ビッグバン直後の急速な膨張によって、宇宙はその谷に落ちて、1秒で破壊されるはずだった。
地球上の生命が存在できる可能性も馬鹿げているほど低い。銀河は物質、暗黒物質、暗黒エネルギーの割合が適切でないかぎり、存在できなかった。地球から太陽の距離もしかり。さらに木星大の惑星が小惑星を引き寄せなければ、地球の表面は大変なことになっていた。
意図的な介在がなくてもこうしたことは起こり得ただろうか?
9. 生命の種?![2_e19]()
フランシス・クリックのパンスペルミア説によれば、生命の起源は高次の存在によって地球に送り込まれ、いたるところに存在するのだという。初期のパンスペルミア説は、生命は小惑星や彗星に乗ってやってきたと説く。
2013年7月、宇宙生物学者ミルトン・ウェインライトは生命の種を発見したと発表。イングランド上空に飛ばした気象観測バルーンから、髪の毛の太さほどの金属球が回収されたという。そのチタンとバナジウムの殻の中にはネバネバした生物的な液体が入っていた。この主張に対しては懐疑的な声が多い。
8. 生物学的SETI![3_e21]()
人間は22,000個の遺伝子、すなわち3%のヒトゲノムで構成されている。残りの97%はジャンクDNAである。もし生命が高次の存在によって作られたのなら、そこに暗号化されたメッセージや設計者のタグが含まれているかもしれない。
2013年、2名のカザフスタン人科学者が、ジャンクDNAの中から自然に生じたはずがない記号言語の配列を発見したと主張した。しかし、批判の嵐で”生物学的なSETI”は却下された。
こうした事例はほかにも遺伝学者フランシス・コリンズが著書『ゲノムと聖書』の中で、DNAとは神のアルファベットであり、生命の本を綴っていると論じている。
7. 宇宙線![4_e19]()
2003年、哲学者ニック・ボストロムが宇宙はコンピューターシミュレーションであるという仮説を提唱した。これは実業家イーロン・マスクや天体物理学者ニール・ドグラース・タイソンも認めている。これが真実であれば、それを作り上げた高次の存在がいなくてはならない。またどのコンピューターにも限界があることを考えれば、宇宙も有限なはずだろう。
一部の研究者は、宇宙の限界を探すことで、世界がコンピューターシミュレーションであるかどうか確認できると信じている。これを検証するため、ドイツの研究者は量子コンピューターの格子の上に宇宙シミュレーターを構築した。
彼らは宇宙線に着目する。これは太陽系の外からやってくる原子の欠片だ。そのエネルギーは有限であり時間とともに劣化する。これが地球に到達したとき、どの原子も最大10電子ボルトという同じようなエネルギー量を有していた。これはあらゆる宇宙線が大体同じ発信源から放たれたということだ……そう、量子コンピューターのシミュレーション格子の端のような、である。
<script src="http://karapaia.livedoor.biz/js/sp_karapaia_middle_300x250.js"></script>
6. 生命の拡散![5_e19]()
2015年、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究が、生命はパンスペルミアが群れをなして「鍋で沸騰する水の泡のように(重なりながら)」星から星へと移動して広まった可能性があると発表した。このシミュレーションは生命が疫病のように広まったことを示唆している。
地球に生命を運んだものとして、小惑星と知的生命体の2つの可能性が検討されている。その結果はどちらもあり得るというもので、同じパターンを辿るようだ。これが正しければ、銀河にはいたるところに生命が存在することになる。
5. 物理定数![6_e15]()
理論物理学者ジョン・D・バロウによれば、宇宙がシミュレーションであるかどうかは、そこにエラーがあるかどうかを探せばわかるという。高度に発達した文明であっても、自然法則について完全な知識はないだろうというのだ。
ゆえにマトリックスの中には物理定数の変化のような目だった不具合があるかもしれない。それは例えば光の速度のような、時間にかかわらず普遍のはずのものにおけるエラーだ。
2001年、オーストラリアの研究者が、光速が過去数十億年で減速しているという、一般相対性理論に反する証拠を発見する。クエーサーからの光が地球へ至る120億光年の旅路でおかしなタイプの光子を吸収していたのだ。これは光速か電子の電荷が変化しなければありえない。どちらも物理定数である。
物理定数が不変であるか誰も確かなことは言えない。しかし、それはこの宇宙が存在するためには決定的なものだ。中には、物理定数は生命が存在できるよう宇宙が巧妙に調整されていることを示す証拠だと主張する者もいる。
4. ゲーデルの神の存在証明![7_e13]()
1940年代、物理学者クルト・ゲーデルは数学的な証明で神の存在を明らかにしようとした。これは中世の神学者カンタベリーのアンセルムスの次のような議論に基づいている。
i) 神という偉大な存在があり、神はそれ以上大きなものがないような存在である。
ii) 神は精神の概念として存在する。
iii) その他のものがすべて等しい場合、精神と現実のどちらにも存在する存在は、精神のみに存在する存在よりも優れている。
iv) ゆえに、神が精神にのみ存在するのであれば、神以上に偉大な存在を想像することが可能である。
v) しかし神よりも偉大なものは想像できないので、これは議論 i) と矛盾する。
vi) ゆえに神は存在する。
様相論理と並行宇宙論を利用して、ゲーデルは全知全能の存在が並行宇宙の1つに存在するのであれば、それは存在すると論じた。無限の数だけ存在する宇宙には無限の可能性があるために、宇宙の1つには全能の神と言えるほどに強力な存在がいる。ゆえに神は存在する。
2013年、2人の数学者がゲーデルの方程式を検討し、正しいことが確認された。しかし、だからといって神の存在が証明されたわけではない。あくまで様相論理上は全知全能の神が存在することが証明されたに過ぎない。
3. 見るまで現実は存在しない![8_e12]()
テレビゲームでは画面の外にあるものは存在しない。プレイヤーの視界に入っている部分だけが描かれる。現実もこれと似ており、私たちがそこを見るまでは特定の側面しか存在しない。
この不可思議な現象は量子力学が説くものだ。原子を構成する物体は波か粒子の形をとる。両方であることは滅多になく、光と電子と同じような質量を持つ物体にだけその例がある。
こうした物体は観察されていないとき、両方の状態にある。しかし、測定されると波か個体のいずれをとるか”決める”。私たちの現実の基本となるものは、見てみるまでは休止状態にある。ゲームの中に表現されている世界となんら変わらない。
2. ホログラフィック原理![9_e9]()
1997年、理論物理学者フアン・マルダセナは宇宙は二次元のホログラムであり、それを私たちは三次元と認識していると唱えた。このホログラフ宇宙を創るのは、重力子という小さな紐の振動だ。もしこれが正しければ、量子論とアインシュタインの重力の理論の齟齬を解決することができる。
一部の研究からは二次元宇宙があり得ることが示されている。日本の研究者は三次元世界のブラックホールの内部エネルギー、事象の地平線などの特性、ならびに重力のない二次元世界のそれらを計算し、一致することを証明した。また別のモデルは時空が平らであれば、宇宙は二次元であることを示している。
フェルミ国立加速器研究所の研究者は、巨大なレーザーで宇宙が格納されている証拠であるホログラフのノイズを探している。仮に三次元宇宙が動くラインの二次元システムに立脚しているのであれば、それは宇宙がシミュレーションであることを強く示唆している。
1. 宇宙の中の暗号![10_e9]()
理論物理学者シルベスター・ジェームズ・ゲーツによれば、世界がシミュレーションであることを示す有力な証拠があるという。アディンクラ(超対称代数に利用されるシンボル)で超ひも理論の方程式に取り組んでいたとき、数学者リチャード・ハミングが「二重、自己相対ですらある二元線形エラー修正型の符号」によって作られたコードを発見した。ゲーツはこの基本コードが宇宙の制御に関連するのではないかと疑っている。
<iframe src="https://www.youtube.com/embed/-sMBCTpsvH0" allowfullscreen="" frameborder="0" height="435" width="580"></iframe>
The Theory of Everything Hosted by Neil deGrasse Tyson 2011
上記の動画内でゲーツはこのように発言している。「思いもよらないつながりは、こうしたコードが自然の中に偏在しているかもしれず、現実のエッセンスに組み込まれている可能性すら示唆します。もしそうなら、映画『マトリックス』で描かれた人間がコンピューターネットワークの仮装現実の産物であるという世界と、どこか共通するものがあるということです」
via:10 Scientific Hints Of Possible Higher Beings
☆ちぃ~と、難しすぎたか!
おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

私たちの命や宇宙全体でさえも司る存在はいるのだろうか? 様々なSF作品のテーマにもなっている”高次元”に妄想を膨らまし、思いをはせたことがある人もいるだろう。
だが科学の世界でも、高次元の存在を示唆するかもしれない常識を吹き飛ばしてしまうような研究がある。
10. 宇宙は存在しないはずだった?

ある研究によれば、宇宙は1秒以上存在できないはずだった。例えば、ビッグバンでは等量の物質と反物質を作り出し、互いに打ち消しあうはずだ。それなのにわずかに物質の量が多く、現在の宇宙が存在する。これをきちんと説明することはできない。
別の理論では、宇宙はヒッグス場にあり、粒子に質量が与えられると説明される。そして大きなエネルギー場が宇宙の存在を許さないより深い場に落ちることを防いでいる。しかし、物理の標準理論が正しければ、ビッグバン直後の急速な膨張によって、宇宙はその谷に落ちて、1秒で破壊されるはずだった。
地球上の生命が存在できる可能性も馬鹿げているほど低い。銀河は物質、暗黒物質、暗黒エネルギーの割合が適切でないかぎり、存在できなかった。地球から太陽の距離もしかり。さらに木星大の惑星が小惑星を引き寄せなければ、地球の表面は大変なことになっていた。
意図的な介在がなくてもこうしたことは起こり得ただろうか?
9. 生命の種?

フランシス・クリックのパンスペルミア説によれば、生命の起源は高次の存在によって地球に送り込まれ、いたるところに存在するのだという。初期のパンスペルミア説は、生命は小惑星や彗星に乗ってやってきたと説く。
2013年7月、宇宙生物学者ミルトン・ウェインライトは生命の種を発見したと発表。イングランド上空に飛ばした気象観測バルーンから、髪の毛の太さほどの金属球が回収されたという。そのチタンとバナジウムの殻の中にはネバネバした生物的な液体が入っていた。この主張に対しては懐疑的な声が多い。
8. 生物学的SETI

人間は22,000個の遺伝子、すなわち3%のヒトゲノムで構成されている。残りの97%はジャンクDNAである。もし生命が高次の存在によって作られたのなら、そこに暗号化されたメッセージや設計者のタグが含まれているかもしれない。
2013年、2名のカザフスタン人科学者が、ジャンクDNAの中から自然に生じたはずがない記号言語の配列を発見したと主張した。しかし、批判の嵐で”生物学的なSETI”は却下された。
こうした事例はほかにも遺伝学者フランシス・コリンズが著書『ゲノムと聖書』の中で、DNAとは神のアルファベットであり、生命の本を綴っていると論じている。
7. 宇宙線

2003年、哲学者ニック・ボストロムが宇宙はコンピューターシミュレーションであるという仮説を提唱した。これは実業家イーロン・マスクや天体物理学者ニール・ドグラース・タイソンも認めている。これが真実であれば、それを作り上げた高次の存在がいなくてはならない。またどのコンピューターにも限界があることを考えれば、宇宙も有限なはずだろう。
一部の研究者は、宇宙の限界を探すことで、世界がコンピューターシミュレーションであるかどうか確認できると信じている。これを検証するため、ドイツの研究者は量子コンピューターの格子の上に宇宙シミュレーターを構築した。
彼らは宇宙線に着目する。これは太陽系の外からやってくる原子の欠片だ。そのエネルギーは有限であり時間とともに劣化する。これが地球に到達したとき、どの原子も最大10電子ボルトという同じようなエネルギー量を有していた。これはあらゆる宇宙線が大体同じ発信源から放たれたということだ……そう、量子コンピューターのシミュレーション格子の端のような、である。
<script src="http://karapaia.livedoor.biz/js/sp_karapaia_middle_300x250.js"></script>
6. 生命の拡散

2015年、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究が、生命はパンスペルミアが群れをなして「鍋で沸騰する水の泡のように(重なりながら)」星から星へと移動して広まった可能性があると発表した。このシミュレーションは生命が疫病のように広まったことを示唆している。
地球に生命を運んだものとして、小惑星と知的生命体の2つの可能性が検討されている。その結果はどちらもあり得るというもので、同じパターンを辿るようだ。これが正しければ、銀河にはいたるところに生命が存在することになる。
5. 物理定数

理論物理学者ジョン・D・バロウによれば、宇宙がシミュレーションであるかどうかは、そこにエラーがあるかどうかを探せばわかるという。高度に発達した文明であっても、自然法則について完全な知識はないだろうというのだ。
ゆえにマトリックスの中には物理定数の変化のような目だった不具合があるかもしれない。それは例えば光の速度のような、時間にかかわらず普遍のはずのものにおけるエラーだ。
2001年、オーストラリアの研究者が、光速が過去数十億年で減速しているという、一般相対性理論に反する証拠を発見する。クエーサーからの光が地球へ至る120億光年の旅路でおかしなタイプの光子を吸収していたのだ。これは光速か電子の電荷が変化しなければありえない。どちらも物理定数である。
物理定数が不変であるか誰も確かなことは言えない。しかし、それはこの宇宙が存在するためには決定的なものだ。中には、物理定数は生命が存在できるよう宇宙が巧妙に調整されていることを示す証拠だと主張する者もいる。
4. ゲーデルの神の存在証明

1940年代、物理学者クルト・ゲーデルは数学的な証明で神の存在を明らかにしようとした。これは中世の神学者カンタベリーのアンセルムスの次のような議論に基づいている。
i) 神という偉大な存在があり、神はそれ以上大きなものがないような存在である。
ii) 神は精神の概念として存在する。
iii) その他のものがすべて等しい場合、精神と現実のどちらにも存在する存在は、精神のみに存在する存在よりも優れている。
iv) ゆえに、神が精神にのみ存在するのであれば、神以上に偉大な存在を想像することが可能である。
v) しかし神よりも偉大なものは想像できないので、これは議論 i) と矛盾する。
vi) ゆえに神は存在する。
様相論理と並行宇宙論を利用して、ゲーデルは全知全能の存在が並行宇宙の1つに存在するのであれば、それは存在すると論じた。無限の数だけ存在する宇宙には無限の可能性があるために、宇宙の1つには全能の神と言えるほどに強力な存在がいる。ゆえに神は存在する。
2013年、2人の数学者がゲーデルの方程式を検討し、正しいことが確認された。しかし、だからといって神の存在が証明されたわけではない。あくまで様相論理上は全知全能の神が存在することが証明されたに過ぎない。
3. 見るまで現実は存在しない

テレビゲームでは画面の外にあるものは存在しない。プレイヤーの視界に入っている部分だけが描かれる。現実もこれと似ており、私たちがそこを見るまでは特定の側面しか存在しない。
この不可思議な現象は量子力学が説くものだ。原子を構成する物体は波か粒子の形をとる。両方であることは滅多になく、光と電子と同じような質量を持つ物体にだけその例がある。
こうした物体は観察されていないとき、両方の状態にある。しかし、測定されると波か個体のいずれをとるか”決める”。私たちの現実の基本となるものは、見てみるまでは休止状態にある。ゲームの中に表現されている世界となんら変わらない。
2. ホログラフィック原理

1997年、理論物理学者フアン・マルダセナは宇宙は二次元のホログラムであり、それを私たちは三次元と認識していると唱えた。このホログラフ宇宙を創るのは、重力子という小さな紐の振動だ。もしこれが正しければ、量子論とアインシュタインの重力の理論の齟齬を解決することができる。
一部の研究からは二次元宇宙があり得ることが示されている。日本の研究者は三次元世界のブラックホールの内部エネルギー、事象の地平線などの特性、ならびに重力のない二次元世界のそれらを計算し、一致することを証明した。また別のモデルは時空が平らであれば、宇宙は二次元であることを示している。
フェルミ国立加速器研究所の研究者は、巨大なレーザーで宇宙が格納されている証拠であるホログラフのノイズを探している。仮に三次元宇宙が動くラインの二次元システムに立脚しているのであれば、それは宇宙がシミュレーションであることを強く示唆している。
1. 宇宙の中の暗号

理論物理学者シルベスター・ジェームズ・ゲーツによれば、世界がシミュレーションであることを示す有力な証拠があるという。アディンクラ(超対称代数に利用されるシンボル)で超ひも理論の方程式に取り組んでいたとき、数学者リチャード・ハミングが「二重、自己相対ですらある二元線形エラー修正型の符号」によって作られたコードを発見した。ゲーツはこの基本コードが宇宙の制御に関連するのではないかと疑っている。
<iframe src="https://www.youtube.com/embed/-sMBCTpsvH0" allowfullscreen="" frameborder="0" height="435" width="580"></iframe>
The Theory of Everything Hosted by Neil deGrasse Tyson 2011
上記の動画内でゲーツはこのように発言している。「思いもよらないつながりは、こうしたコードが自然の中に偏在しているかもしれず、現実のエッセンスに組み込まれている可能性すら示唆します。もしそうなら、映画『マトリックス』で描かれた人間がコンピューターネットワークの仮装現実の産物であるという世界と、どこか共通するものがあるということです」
via:10 Scientific Hints Of Possible Higher Beings
☆ちぃ~と、難しすぎたか!
おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!