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私たちの生活は科学のおかげで飛躍的に快適になった。世界はずっと便利な場所となり、自分たちやこの世界について理解する手助けもしてくれた。科学の発展は、すなわち人類の発展だ。革新をもたらし、人類全体に利益をもたらす科学プロジェクトを推し進めたいと願う科学者は大勢いる。だが、そうした中には人が神の領域に足を踏み入れるようなものもある。
10. 絶滅した動物を復活![1_e14]()
フランスとスペインを分かつピレネー山脈にはブカルドというヤギの亜種が生息していた。数千年前は大量にいたブカルドだが、乱獲によって絶滅の淵まで追い込まれた。しかし、最後に残ったブカルド(セリアと名付けられたメス)が死ぬ前に、科学者はその細胞を保存することに成功。
正式に絶滅が宣言されてから数年後、フランスとスペインのチームが『ジュラシック・パーク』にも似たプロジェクトを遂行する。セリアのクローンを作り、絶滅したブカルドを蘇らせたのだ。残念ながら、セリアは長く生きなかった。代理母から生まれてわずか10分で死んでしまった。
科学者はこの試みを反絶滅(de-extinction)と呼んだ。2003年にブカルドを反絶滅したときに使用された装置はかなり原始的なものだった。現在では数多くの改良が加えられており、やがて反絶滅手法の完成を見るだろうと期待されている。消え去った種が地球に再び姿を表すのは時間の問題かもしれない。
9. 地球の自然システムを操作![2_e16]()
世界的な気温上昇による気候変動は着実に悪化している。それにもかかわらず、これまで実施された対策はいずれも効果を上げていない。そこで、この問題の切り札として大勢の科学者が提唱するのがジオエンジニアリングだ。無論、これに対しては賛否両論ある。あまりにもリスクが高すぎる、あるいは真剣に検討するには突飛すぎるというのだ。
ジオエンジニアリングとは地球の環境的プロセスに対して意図的に介入しようというものだ。いくつも方法が提案されているが、特に二酸化炭素除去と太陽放射制御の2つが注目を浴びる。
二酸化炭素除去は低リスクだが、比較的高コストだ。またその効果は最小限度のもので、目だった成果が現れるまでには時間がかかるかもしれない。他方、アルベド修正とも呼ばれる太陽放射制御は、低コストだが、リスクが高い。その効果は高く、すぐに地球の気温を下げるだろう。しかし天候パターンが変わってしまうなど、取り返しのつかない被害が出る可能性もある。しかもテロリストあるいは政府の兵器として利用されるおそれもある。
8. 遺伝子操作蚊![3_e15]()
マラリアは世界的な問題だ。2013年の感染者は1億9,800万人を超える。ワクチンがあることはあるが、効果的ではない。しかもマラリア原虫はすばやく薬剤への耐性を身につける。こうしたことから根絶が非常に難しく、現在においても主要な対策は殺虫剤と蚊帳でしかない。
が、希望はある。カリフォルニア大学アーバイン校の科学者がマラリア原虫に寄生されない遺伝子改変蚊の開発に成功したのだ。この蚊はその特性を後世に伝えることができるため、すぐに大集団となる。批判もある方法であるが、マラリア問題を緩和する助けとなるだろう。さらに他の昆虫を媒介として人間や作物に被害を与える病気の予防にも応用できると思われる。
7. 星間塵の再現![4_e11]()
宇宙の構成と進化の理解はNASAが主要な目的として掲げているものの1つだ。しかし、そこには難題があった。宇宙や惑星の素材を実験室で作り出すことだ。長年に渡るチャレンジであったが、2014年にNASAはついにブレークスルーを果たす。まるで神のように星間塵を作れるようになったのだ。
使用したのは、コズミック・シミュレーション・チャンバーという低圧力室だ。これは極端な温度と真空状態を模倣して、宇宙の環境を再現する。
これによって死にゆく星の周囲に広がる極端な条件が作り出される。赤色巨星と呼ばれるライフサイクルの末期にある星は、厖大な星間塵を放出し始める。これは惑星形成の基礎であり、宇宙の進化の主要な要素であると考えられている。こうして作られる物質を再現することで、広大な宇宙の謎を解き明かすことができるとNASAの科学者は期待している。
6. 人工精子の開発![5_e11]()
不妊はデリケートで、かつ世界的な問題である。男性も女性もこの問題を抱える可能性があるが、主なのは男性の側だ。男性の不妊は睾丸の生殖細胞が減数分裂を行えない場合に発生する。減数分裂が起きないと、生殖細胞はきちんと機能する精子細胞になれない。これに対して現段階では精子の提供を受けるしか方法がない。
しかし中国の科学者が実験室で人工精子の開発に成功した。マウスから未発達の幹細胞を抽出し、これを化学物質に暴露させることで、始原生殖細胞を作り出したのだ。そしてこれを性ホルモンと精巣細胞に暴露。しばらくすると完全に機能する精細胞が誕生した。これをメスのマウスに受精させて、健康な赤ちゃんを出産させることにも成功している。
研究チームは今後、猿で実験を継続する予定だ。首尾よく行けば、今度は人間で実験することになるだろう。賛否両論あるだろうが、子供を持つことのできない男性にとっては、生物学的な子供を授かる希望となる。
5. 人間と動物のハイブリッド臓器![6_e11]()
臓器提供者の不足は世界的なことだ。アメリカだけでも毎日22人が臓器移植を待ちながら亡くなっている。こうした状況を受けて、数多くの科学者が革新的だが、賛否のある方法を研究し始めた。人間の臓器を動物の体内で育てるのだ。
キメラという動物と人間のDNAのミックスは、ギリシャ神話に登場する蛇とライオンとヤギの怪物に因んだ名だ。キメラを作るには、まず動物のDNAのある部位を切除する。この部位は何でもいい。例えば脾臓の成長がコード化された部位といった具合だ。それから人間の幹細胞を動物の胚に注入。すると幹細胞がDNA内の切除された部位を発達させ始める。胚には免疫が備わっていないので、拒絶反応が起きることもない。
この手法は毎年大勢の命を救う可能性がある一方で、批判もまた激しいものだ。人が神の領域に踏み込んでいることはもとより、宿主となる動物の中で人間の脳が発達するという懸念もある。その場合、人間と動物の中間にある生物は何かを考えることができるのだろうか?
4. 脳死患者の蘇生![7_e9]()
死者の復活など、まるで宗教上の逸話や超常系の物語のようだ。だがバイオクォークというアメリカの企業はこの不可能に挑戦している。そしてつい最近、治験審査委員会から第一歩を踏み出す認可を得た。このステップはリアニマ(ReAnima)と呼ばれており、インドで法的かつ臨床的に死亡診断をされた20名が対象となる。
バイオクォーク社が実験対象としているのはあくまで脳死患者であることに注意してほしい。対象者は確かに死亡しているのだが、生命維持装置の助けで生きているのだ。
脳死患者の蘇生には、ペプチド注射、幹細胞、神経刺激といったいくつかの方法が採用される。これによって中枢神経系を目覚めさせ、脳の特定の領域を魚や両生類が行うように再生させるのだという。この実験に成功すれば、今度は人間の完全な蘇生が待っている。
3. ヒト遺伝子の編集![8_e9]()
かつて遺伝子の編集は動物と植物だけが対象だった。が、今やそれは人間も含むようになっている。これを行なっているのは、ロンドン、フランシス・クリック研究所の研究者だ。
ここで採用された技術はCRISPR(Clustered Regularly Interspaced Palindromic Repeat)という。これによって遺伝子の特定、除去、書き換えができるようになった。CRISPR自体は新しいものではなく、犬の遺伝子を編集して大型化したり、豚を小型化したりするような使い方をされていた。
この技術には賛否両論あるが、目的は崇高であり、ガン、流産、出生率の改善といった病気の根絶を目指す。とはいえ、倫理やリスクに関するパンドラの箱であるとも評される。例えば、遺伝子編集の影響は世代から世代へと受け継がれる。また、科学者が編集でミスを犯さないとも限らない。だが、おそらく最も議論を呼ぶのはデザイナーベビーの問題だろう。優生学の支持者が長年待ち望んでいたことだ。
2. 合成DNAを持つエイリアン生命![9_e7]()
地球上の生命は実に多種多様だが、驚いたことにC-GとA-Tというたった2対のDNAを基にしてコード化されている。だが最近、第3のペアを含む生命体が人工的に作られた。
この生命体は大腸菌から作られた。地球上のあらゆるDNAと異なる点で、人類初のエイリアン生物といえる。長年、生命が進化する唯一の方法は私たちが持つDNA構造を通してであると考えられてきた。しかし、この合成DNAを持つ生命体は、それ以外の遺伝子コードでも生命が成り立つことを証明している。つまり、他の惑星に存在する生命は、地球とは全く異なる発達を遂げている可能性があるということだ。
この成果は医療やナノテクノロジーなど、様々な分野で応用可能だという。
1. 人工生命![10_e7]()
遺伝子学界のパイオニア、クレイグ・ヴェンター博士は15年の歳月をかけてついにその夢を実現した。人工生命の創造だ。これが発表されたのは2010年のこと。それは化学物質を混ぜて作られた完全に新しい合成生命体だ。
採用された手法はかなりストレートである。世界最小の細菌であるマイコプラズマ・ジェニタリウムの遺伝子コードの配列を解析し、コンピューターに保存。データを基に人工的にDNAを再生した。オリジナルと識別するために、これには”透かし”が加えられている。最後に元のDNAをすべて取り除き、人工的に再生したコードを置き換える。こうした作られた合成細胞は複製を作ることができる。生命の基本的な定義は複製を作る能力と考えれているため、これは非常に重要なことだ。
ヴェンター博士はこの成果が、汚染を吸収したり、ゴミを燃料に変えたり、病気のワクチンとなるような、もっと複雑な人工生命の開発につながることを願っている。しかし、彼はこの神のような所業によって様々な方面から批判を浴びることになった。これが生物兵器として使われる可能性についても指摘されている。
via:10 Scientific Projects Where Men Played God
☆いずれは全て実現するんだろうなぁ!
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私たちの生活は科学のおかげで飛躍的に快適になった。世界はずっと便利な場所となり、自分たちやこの世界について理解する手助けもしてくれた。科学の発展は、すなわち人類の発展だ。革新をもたらし、人類全体に利益をもたらす科学プロジェクトを推し進めたいと願う科学者は大勢いる。だが、そうした中には人が神の領域に足を踏み入れるようなものもある。
10. 絶滅した動物を復活
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フランスとスペインを分かつピレネー山脈にはブカルドというヤギの亜種が生息していた。数千年前は大量にいたブカルドだが、乱獲によって絶滅の淵まで追い込まれた。しかし、最後に残ったブカルド(セリアと名付けられたメス)が死ぬ前に、科学者はその細胞を保存することに成功。
正式に絶滅が宣言されてから数年後、フランスとスペインのチームが『ジュラシック・パーク』にも似たプロジェクトを遂行する。セリアのクローンを作り、絶滅したブカルドを蘇らせたのだ。残念ながら、セリアは長く生きなかった。代理母から生まれてわずか10分で死んでしまった。
科学者はこの試みを反絶滅(de-extinction)と呼んだ。2003年にブカルドを反絶滅したときに使用された装置はかなり原始的なものだった。現在では数多くの改良が加えられており、やがて反絶滅手法の完成を見るだろうと期待されている。消え去った種が地球に再び姿を表すのは時間の問題かもしれない。
9. 地球の自然システムを操作
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世界的な気温上昇による気候変動は着実に悪化している。それにもかかわらず、これまで実施された対策はいずれも効果を上げていない。そこで、この問題の切り札として大勢の科学者が提唱するのがジオエンジニアリングだ。無論、これに対しては賛否両論ある。あまりにもリスクが高すぎる、あるいは真剣に検討するには突飛すぎるというのだ。
ジオエンジニアリングとは地球の環境的プロセスに対して意図的に介入しようというものだ。いくつも方法が提案されているが、特に二酸化炭素除去と太陽放射制御の2つが注目を浴びる。
二酸化炭素除去は低リスクだが、比較的高コストだ。またその効果は最小限度のもので、目だった成果が現れるまでには時間がかかるかもしれない。他方、アルベド修正とも呼ばれる太陽放射制御は、低コストだが、リスクが高い。その効果は高く、すぐに地球の気温を下げるだろう。しかし天候パターンが変わってしまうなど、取り返しのつかない被害が出る可能性もある。しかもテロリストあるいは政府の兵器として利用されるおそれもある。
8. 遺伝子操作蚊
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マラリアは世界的な問題だ。2013年の感染者は1億9,800万人を超える。ワクチンがあることはあるが、効果的ではない。しかもマラリア原虫はすばやく薬剤への耐性を身につける。こうしたことから根絶が非常に難しく、現在においても主要な対策は殺虫剤と蚊帳でしかない。
が、希望はある。カリフォルニア大学アーバイン校の科学者がマラリア原虫に寄生されない遺伝子改変蚊の開発に成功したのだ。この蚊はその特性を後世に伝えることができるため、すぐに大集団となる。批判もある方法であるが、マラリア問題を緩和する助けとなるだろう。さらに他の昆虫を媒介として人間や作物に被害を与える病気の予防にも応用できると思われる。
7. 星間塵の再現
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宇宙の構成と進化の理解はNASAが主要な目的として掲げているものの1つだ。しかし、そこには難題があった。宇宙や惑星の素材を実験室で作り出すことだ。長年に渡るチャレンジであったが、2014年にNASAはついにブレークスルーを果たす。まるで神のように星間塵を作れるようになったのだ。
使用したのは、コズミック・シミュレーション・チャンバーという低圧力室だ。これは極端な温度と真空状態を模倣して、宇宙の環境を再現する。
これによって死にゆく星の周囲に広がる極端な条件が作り出される。赤色巨星と呼ばれるライフサイクルの末期にある星は、厖大な星間塵を放出し始める。これは惑星形成の基礎であり、宇宙の進化の主要な要素であると考えられている。こうして作られる物質を再現することで、広大な宇宙の謎を解き明かすことができるとNASAの科学者は期待している。
6. 人工精子の開発
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不妊はデリケートで、かつ世界的な問題である。男性も女性もこの問題を抱える可能性があるが、主なのは男性の側だ。男性の不妊は睾丸の生殖細胞が減数分裂を行えない場合に発生する。減数分裂が起きないと、生殖細胞はきちんと機能する精子細胞になれない。これに対して現段階では精子の提供を受けるしか方法がない。
しかし中国の科学者が実験室で人工精子の開発に成功した。マウスから未発達の幹細胞を抽出し、これを化学物質に暴露させることで、始原生殖細胞を作り出したのだ。そしてこれを性ホルモンと精巣細胞に暴露。しばらくすると完全に機能する精細胞が誕生した。これをメスのマウスに受精させて、健康な赤ちゃんを出産させることにも成功している。
研究チームは今後、猿で実験を継続する予定だ。首尾よく行けば、今度は人間で実験することになるだろう。賛否両論あるだろうが、子供を持つことのできない男性にとっては、生物学的な子供を授かる希望となる。
5. 人間と動物のハイブリッド臓器
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臓器提供者の不足は世界的なことだ。アメリカだけでも毎日22人が臓器移植を待ちながら亡くなっている。こうした状況を受けて、数多くの科学者が革新的だが、賛否のある方法を研究し始めた。人間の臓器を動物の体内で育てるのだ。
キメラという動物と人間のDNAのミックスは、ギリシャ神話に登場する蛇とライオンとヤギの怪物に因んだ名だ。キメラを作るには、まず動物のDNAのある部位を切除する。この部位は何でもいい。例えば脾臓の成長がコード化された部位といった具合だ。それから人間の幹細胞を動物の胚に注入。すると幹細胞がDNA内の切除された部位を発達させ始める。胚には免疫が備わっていないので、拒絶反応が起きることもない。
この手法は毎年大勢の命を救う可能性がある一方で、批判もまた激しいものだ。人が神の領域に踏み込んでいることはもとより、宿主となる動物の中で人間の脳が発達するという懸念もある。その場合、人間と動物の中間にある生物は何かを考えることができるのだろうか?
4. 脳死患者の蘇生
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死者の復活など、まるで宗教上の逸話や超常系の物語のようだ。だがバイオクォークというアメリカの企業はこの不可能に挑戦している。そしてつい最近、治験審査委員会から第一歩を踏み出す認可を得た。このステップはリアニマ(ReAnima)と呼ばれており、インドで法的かつ臨床的に死亡診断をされた20名が対象となる。
バイオクォーク社が実験対象としているのはあくまで脳死患者であることに注意してほしい。対象者は確かに死亡しているのだが、生命維持装置の助けで生きているのだ。
脳死患者の蘇生には、ペプチド注射、幹細胞、神経刺激といったいくつかの方法が採用される。これによって中枢神経系を目覚めさせ、脳の特定の領域を魚や両生類が行うように再生させるのだという。この実験に成功すれば、今度は人間の完全な蘇生が待っている。
3. ヒト遺伝子の編集
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かつて遺伝子の編集は動物と植物だけが対象だった。が、今やそれは人間も含むようになっている。これを行なっているのは、ロンドン、フランシス・クリック研究所の研究者だ。
ここで採用された技術はCRISPR(Clustered Regularly Interspaced Palindromic Repeat)という。これによって遺伝子の特定、除去、書き換えができるようになった。CRISPR自体は新しいものではなく、犬の遺伝子を編集して大型化したり、豚を小型化したりするような使い方をされていた。
この技術には賛否両論あるが、目的は崇高であり、ガン、流産、出生率の改善といった病気の根絶を目指す。とはいえ、倫理やリスクに関するパンドラの箱であるとも評される。例えば、遺伝子編集の影響は世代から世代へと受け継がれる。また、科学者が編集でミスを犯さないとも限らない。だが、おそらく最も議論を呼ぶのはデザイナーベビーの問題だろう。優生学の支持者が長年待ち望んでいたことだ。
2. 合成DNAを持つエイリアン生命
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地球上の生命は実に多種多様だが、驚いたことにC-GとA-Tというたった2対のDNAを基にしてコード化されている。だが最近、第3のペアを含む生命体が人工的に作られた。
この生命体は大腸菌から作られた。地球上のあらゆるDNAと異なる点で、人類初のエイリアン生物といえる。長年、生命が進化する唯一の方法は私たちが持つDNA構造を通してであると考えられてきた。しかし、この合成DNAを持つ生命体は、それ以外の遺伝子コードでも生命が成り立つことを証明している。つまり、他の惑星に存在する生命は、地球とは全く異なる発達を遂げている可能性があるということだ。
この成果は医療やナノテクノロジーなど、様々な分野で応用可能だという。
1. 人工生命
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遺伝子学界のパイオニア、クレイグ・ヴェンター博士は15年の歳月をかけてついにその夢を実現した。人工生命の創造だ。これが発表されたのは2010年のこと。それは化学物質を混ぜて作られた完全に新しい合成生命体だ。
採用された手法はかなりストレートである。世界最小の細菌であるマイコプラズマ・ジェニタリウムの遺伝子コードの配列を解析し、コンピューターに保存。データを基に人工的にDNAを再生した。オリジナルと識別するために、これには”透かし”が加えられている。最後に元のDNAをすべて取り除き、人工的に再生したコードを置き換える。こうした作られた合成細胞は複製を作ることができる。生命の基本的な定義は複製を作る能力と考えれているため、これは非常に重要なことだ。
ヴェンター博士はこの成果が、汚染を吸収したり、ゴミを燃料に変えたり、病気のワクチンとなるような、もっと複雑な人工生命の開発につながることを願っている。しかし、彼はこの神のような所業によって様々な方面から批判を浴びることになった。これが生物兵器として使われる可能性についても指摘されている。
via:10 Scientific Projects Where Men Played God
☆いずれは全て実現するんだろうなぁ!
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