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古今東西、媚薬効果があるとされてきた10の食材・成分(含都市伝説)

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 人類は古来より、食によって異性の気を惹くことができると信じてきた。こうして様々な媚薬の処方箋が生まれることになる。科学的な知見に基づくものもあれば、迷信染みたものもある。なんとか意中の相手をものにしたい人の最後のあがきであることもある。ここではいざというときの為の10種類の食材・成分をご紹介しよう。

1. カフェイン


 古代より、まともな性行為は両人の目が覚めているときに行われててきた。芸者のお茶からレッドブルまで、多くのカフェイン入り飲料が媚薬として持てはやされてきた過去には、そうした背景があるのかもしれない。1990年の研究によれば、60歳以上の744名の被験者にコーヒーを飲ませたところ、性行為の回数が増えたそうだ。このことは、カフェインが興奮を引き起こしていることを強く示唆している。

 カフェインと性衝動との直接的な関連はまだ明らかにされていないが、中枢神経系を活性化させるものは身体にも刺激を与えるという説については、医療専門家から支持されている。精力や記憶力を増強すると言われる朝鮮人参が、強力な媚薬であると考えれらているのもこうした理由によるだろう。朝鮮人参は中枢神経系や生殖腺、内分泌系を刺激し、興奮を引き起こす。中国では、性機能の低下も含む、万病に効くとして重宝されてきた。

2. ヨヒンビン


 バイアグラが登場する以前は、ヨヒンビンというアルカロイドが利用されてきた。これは西アフリカ原産のヨヒンベというアカネ科の植物の樹皮から抽出される。数百年もの昔から、アフリカ原住民は、乾燥させたヨヒンベの皮で煎れたお茶を飲んでおり、これは性的不能の治療薬や媚薬として効果を発揮した。

 ヨヒンビンは、アドレナリンの血管収縮作用を阻害する。これが生殖器への血流を増加させ、硬化を助ける。それほど多くの研究があるわけではないが、基本的にその処方はバイアグラに準ずる。心拍数や血圧の上昇、あるいは不安といった副作用まで同じだ。勃起不全治療にはバイアグラの使用が推奨されているが、ヨヒンビンもまた米国食品医薬品局から認可を得ているために、薬局で処方してもらえる(アメリカの場合)。

3. 生牡蠣


 牡蠣が世界で最も人気ある媚薬である理由を知るには、ボッティチェリの名画ヴィーナスの誕生を見てみればいい。媚薬(aphrodisiac)の語源は、ギリシア神話でヴィーナスに対応する愛の女神アフロディテ(Aphrodite)である。海の泡から生まれたアフロディテは海に関連するとされており、海の幸には彼女の魅力の素が含まれていると考えられてきた。

 だが、牡蠣に媚薬効果がある本当の理由は、亜鉛を豊富に含むことだろう。これは男性にとっても、女性にとっても興奮を高める効果がある、テストステロンの分泌に不可欠な栄養素だ。稀代の女たらしカサノヴァは、風呂に入りながら、女性の胸の上で牡蠣を食べて1日をスタートすることが大好きだったときか。

4. 緑のM&Mチョコレート


 緑のM&Mが興奮を引き起こすという噂には一応の根拠があるが、あくまで都市伝説にすぎない。緑の部分に効果があるという話は特にそうだ。だが、チョコレートについては強力な媚薬として昔から利用されてきた。古代アステカでは、12個のカカオ豆で売春婦を買うことができた。アステカの王モクテスマは、ハーレムを訪れる際にカカオを液体にしたものを50杯も飲み干したと伝えられている。

 チョコレートの効果は、フェネチルアミンとアナンダミドによってもたらされる。フェネチルアミンは心拍数の上昇、活力の増強、多幸感など、恋愛中に見られる症状を引き起こす。すなわち、恋人の家にいるときに我々を駆り立て、また相手の携帯の発信履歴をこっそり覗かせるものなのだ。アナンダミドは脳の神経伝達物質で、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノールに似ている。大麻のような恍惚感は得られないが、チョコレートのリラックス効果を説明してくれるだろう。

5. サイの角


 東アジアでは、サイの角には勃起不全など多くの病気を治す効果があると信じられてきた。その人気の秘密は極めて希少なことにある。人間は珍しいものには特別な力があると考えがちだサイにとっては不幸なことに、その角の希少価値はますます高まっている。これは同じく性的魅力を高めると考えられるホワイトタイガーの生殖器についても同様だ。

 5000万年を生きてきたサイは今絶滅の瀬戸際にある。その角を求めて密猟されることが原因の1つだろう。科学的にはサイの角はカルシウムが豊富な代物であるが、それはカルシウム入りサプリメントでも同じことだ。そうしたサプリメントはエキゾティックでもエロティックでもないかもしれないが、サイが絶滅したらそこに止まるアフリカの鳥がいなくなることを考えてみよう。しかもきちんと税関を通して角を手に入れる手段はない。

6. 秘伝の軟膏


 ときに媚薬は口から摂取されるのではなく、身体に塗りつけて使用することもある。古代アラビアの性愛文学『匂える園』には、男性器に軟膏を塗布して「ご立派」にする方法が記述されている。同様の記述は、インドの性典『カーマ・スートラ』でも見ることができる。その軟膏の材料となるのは、蜂蜜、ラクダの乳、ラベンダーなどだ。だが、その効能は、おそらく成分によるものではなく、ヌルヌル感と「イチモツに聖油を繰り返し塗りつける」行為に関係があるだろう。

7. アスパラガス


 媚薬の多くは、十分に栄養を摂ることが難しかった時代から伝わるものだ。そうした時代では、髪がフサフサで、歯もきちんと揃っている男性を探すことは、両親にすぐにでも孫をプレゼントしてくれる可愛らしい嫁を探すことと同じくらい難しかった。病気を予防するには、野菜と果物が不可欠であるが、当時はそれを入手することも簡単ではなく、イチジク、ブドウ、アボカド、人参といったビタミン豊富な食材が媚薬と考えられたとしても不思議ではない。
 
 今日でさえ、こうした食材は健康と活力の源だと見られている。だが、催淫効果の点では、アスパラガスに分がある。19世紀のフランスでは、新郎新婦の婚前前の食事にアスパラガスを供する習慣があった。新婚初夜は最高の盛り上がりを見せたことだろう。尿を臭くする副作用があるので、新婦に新郎の健康状態を疑わせることもあったかもしれない。催淫効果のほどはさておき、科学的にもスーパーフードと言うべき栄養価の高さを誇っているのだから、試してみる価値はある。

8. 唐辛子


 昔から唐辛子は愛の巣を盛り上げるために利用されてきた。実際、1970年代に、刑務所内の風紀の乱れをおそれたペルー政府が、制限を強いられる囚人には相応しくないとして、献立にチリソースを禁止したほどだ。

 唐辛子は身体に火を付ける。大きな唐辛子をかじってみればよく分かる。手のひらは汗ばみ、唇はヒリヒリし、呼吸が速くなる。手元に水がなければ大変なことになる。こうした苦痛が興奮と関連するのは、それによって多幸感をもたらすエンドルフィンが分泌されるからだという説がある。このエンドルフィンは、運動や合体後に放出されるエンドルフィンと同じもので、世界が万事上手くいっているという感覚をもたらす。マゾヒストもこう言っている。「ムチが壊れたら、メキシコの農作物をキメろ」と。

9. 甘草


 数千年もの間、東洋でも西洋でもリビドーが足りないときは甘草に頼ってきた。甘草には性ホルモンに作用するフィトエストロゲンが含まれている。ただし、効果を発揮する用量はまだよく分かっていない。一説によれば、その強い臭いが鍵であるという。ある実験で、臭いによる性的アピールの度合いを調査したところ、女性は甘草入りキャンディのグッド&プレンティに性的興奮を感じていた。男性の場合は、ドーナツと黒甘草の組み合わせで、男性器の血流が32%増加したという。

 中国、エジプト、インドでも興奮と滋養強壮効果を得るために甘草を用いてきた。甘草の根を砕いて小さな袋に入れ、これを貞節のおまじないとして使っていたこともあったようだ。ただし、甘草味であっても安物のキャンディにはフィトエストロゲンが含まれていない。人工着色料とコーンシロップの塊だ。

10. スペインゲンセイ


 スペインゲンセイとはツチハンミョウ科の昆虫の一種だが、これが女性を大胆にするという都市伝説がある。数世紀前から、この昆虫を乾燥させ、粉末にした調剤が利尿薬として使われてきた。これを女性に使うと、尿道に炎症を起こし、女性器周辺にひどい痒みを引き起こす。こうして女性が股間に手を伸ばすことからそう考えられてきたようだ。
 
 今日では、スペインゲンセイに含まれるカンタリジンはっきり毒であるとされている。多量に服用すれば、腎不全や消化管出血を起こし、下手をすると命を落とす場合もある。1996年に米国食品医薬品局が実施した実験では、男性にも女性にも性的な効果がないことが確認されている。

via:mentalfloss

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